念願の新居に母がまさかのひと言
大人になった私は実家を出て、必死に働いて貯金をしました。そしてついに、念願のタワーマンションを購入! 自分の城を手に入れ、これからの生活に胸を躍らせていたのですが……。
私のタワマン購入を知った母が突然、「ひとりでこんな広い家に住むなんてもったいない。妹夫婦に譲りなさい」と、とんでもないことを言い出したのです。
妹も「お兄ちゃんは独身なんだし、私たちはこれから家族が増えるんだから、そのほうがいいじゃん」と当然のような態度。驚いたことに、妹の夫まで乗り気で話を合わせてきました。
「本当に大丈夫?」私が告げた事実
私はしばらく黙って話を聞いていましたが、静かにこう口を開きました。「じゃあ聞くけど、本当に大丈夫?」
「何が?」と首をかしげる妹夫婦に、私は現実を突きつけました。「この部屋、現金一括で買ったわけじゃないよ。まだローンが残ってる。毎月のローンに加えて、管理費と修繕積立金もかかるけど、ちゃんと払えるんだよね?」
すると、先ほどまで浮かれていた妹夫婦の顔色が一変。「えっ、ローンが残ってるの?」「でも、お兄ちゃんの名義なんでしょ? だったら、お兄ちゃんが払うんじゃないの?」と戸惑い始めました。さらに妹は、「お兄ちゃんはひとりなんだから、実家に戻ればいいじゃない」と当然のように言ったのです。
「お兄ちゃんなんだから」に決別
あきれ果てる私に対し、母までもが「あなたはひとりなんだから、そのくらい妹のためにしてあげなさい」と言い放ちました。
ここで私の堪忍袋の緒が切れました。「またそれ? 子どものころからずっと『妹に譲れ』って言われてきたけど、この家まで譲るつもりはないよ」と、きっぱり拒絶。さらに「俺がこれから何十年もローンを払って、妹夫婦がタダで暮らす。それって家族の助け合いじゃなくて、ただ俺に我慢させてるだけだろ?」と告げました。
昔から繰り返されてきた「異常な妹びいき」を指摘され、母は言葉を失いました。妹夫婦も「自分たちでローンを払うなら……」と一気にトーンダウン。
最後に私は「自分たちの家が欲しいなら、自分たちで払える家を探して」と、きっぱりと伝えました。今後は母の「お兄ちゃんなんだから」という言葉にも、一切応じないことを心に決めたのでした。
◇ ◇ ◇
家族だからといって、誰かひとりに我慢や負担を押しつけていいわけではありませんよね。昔から続いてきた関係性であっても、納得できないことにはきちんと「NO」と伝え、自分の生活や気持ちを守ることも大切にしたいですね。
【取材時期:2026年9月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。