義母との一時的な同居が始まって
ある休日、私がネットで日用品を注文していると、義母が画面をのぞき込みながら、「また買い物?」と聞いてきました。私が「洗剤とか、なくなりそうなものをまとめて買ってるんです」と答えると、義母はため息をつきました。
「息子が一生懸命働いているのに、あなたはずいぶん気軽にお金を使うのね」
わが家では、夫婦それぞれの収入から生活費を出し合っていました。日用品もその中から購入しています。ただ、義母に夫婦の収入や負担割合まで細かく説明するのも違う気がして、その場では「家で必要なものですよ」とだけ答えました。
その後も、夫がいないときにだけ「電気をつけっぱなしにしないで。息子のお金なんだから」「外食なんてもったいない。息子が稼いだお金を大事にしないと」などと言われるようになりました。
実際、夫のほうが私より収入は多かったため、義母は息子の仕事ぶりを誇りに思っているのだろうと考え、私もあえて否定することはありませんでした。
義母「この家から出ていきなさい」
ある日、仕事から帰宅した私がリビングにいると、義母から「息子は仕事で疲れているのだから、もっと家のことをしてあげたら」と言われました。夫が忙しく働いていることはわかっていましたし、義母の前で「私だって大変です」と張り合うつもりもありませんでした。
そこで、家事は夫婦で相談して分担していると穏やかに説明しました。しかし義母は、夫と私では仕事の大変さが違うと言い張りました。
そして、私の目を見てきっぱりとこう言い放ったのです。
「息子のおかげでこの家に住めているのに、家事まで息子に負担させるなんて。息子を支える気がないなら、この家から出ていきなさい」
そこまで言われ、さすがに私も黙ってはいられませんでした。私は初めてはっきり伝えました。
「この家、私も名義人です。それに住宅ローンも毎月払っていますけど?」
義母は、ぽかんとした表情になりました。
「……え?」
夫が明かした家のお金
その日の夜、私は夫に、これまで義母から言われていたことをすべて話しました。夫は驚き、「母さん、そんなこと言ってたの?」と声を上げました。
夫は義母に、この家は自分1人で購入したものではなく、頭金は夫婦で出し、共有名義になっていること、住宅ローンも2人で負担していることを説明しました。
義母は驚いた様子で、「でも、あなたの会社のほうが大きいし、てっきりあなたが全部払っているのかと……」と言いました。すると夫は、「会社の大きさは関係ないよ。この家は2人で買った家なんだから」と返しました。義母は何も言い返さず、黙り込んでいました。
その場では謝罪はありませんでしたが、数日後、義母から「家のこと、私が勘違いしていたみたい。出ていけなんて言って悪かったわ」と謝られました。
私は、「誰がいくら払っているかということより、夫婦で話し合って暮らしている家だということをわかってもらえればいいです」と伝えました。
その後、建て替えていた義母の家が完成し、同居生活は終了しました。義母が引っ越した後、夫から改めて「あんなことを言われていたのに気付かなくてごめん」と謝られました。
まとめ
今回の出来事を通して、家計や住まいについては、身近な家族であっても実情を知らないまま思い込んでしまうことがあるのだと感じました。
また、義母の言葉を我慢して受け流していたことで、結果的に行き違いが大きくなってしまった面もあります。私自身、違和感を覚えた段階で夫に話していれば、ここまでこじれなかったのかもしれないと振り返っています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※AI生成画像を使用しています
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