高熱の僕たちを残して…
その日、僕も娘も朝から高熱があり、ほとんどベッドから動けない状態でした。ぐったりした娘から「ママは……?」と言われ、僕は胸が痛みました。妻は娘の心配も、看病もすることなく、昼ごろになると「休日だけどどうしても出勤しないといけない」と言って出かけてしまったのです。
ひとりで娘の看病をするのには限界があったため、僕は近所に住む義両親へ連絡。すると、義両親はすぐに家へ来てくれました。
実は以前から、僕は妻の行動を怪しんでいました。ここ数カ月ほど、帰宅が遅くなったり、スマホを気にすることが増えていたのです。
義両親にも少し前に「もしかすると娘さんは浮気をしているかもしれません」と相談していました。
妻は会社にいなかった
義両親が来てしばらくしたころ、僕はふと妻のことが気になりました。そこで、GPSで妻の位置情報を確認することに。以前、夫婦でスマホを買い替えた際、安全のためにお互いの位置情報を確認できるよう設定したのです。
義両親にも「今日、本当に会社にいるのか見てみてもいいですか?」と伝え、妻の位置情報をチェック。すると……画面に表示されたのは勤務先ではなく、少し離れたショッピングモールだったのです。
僕が「どういうことだ……? 仕事じゃないのか?」とつぶやくと、義父の表情が一変。義父はすぐに妻へ電話をかけ、「お前、今どこにいるんだ!」と問い詰めたのです。
妻は「会社だけど?」と答えましたが、義父が「ショッピングモールにいることはわかってるんだ!」と伝えると、急にしどろもどろに。
そんなとき、「買ってきたよー!」という男性の声が電話口から聞こえてきて……。義父がさらに問い詰めると、妻は声を上ずらせながら「会社の先輩と一緒にいるの」と答えたのです。
激怒した義父は「そこで待ってろ。今から行く」と告げると、義母と一緒にショッピングモールへ向かいました。
義両親が目にしたのは?
妻は「父が来るって……」と慌てふためいたようですが、相手の男性は「別に逃げる必要ないだろ。もうバレたなら話せばいい」と逃げようとはしなかったそうです。
そして義両親がショッピングモールに到着すると、そこには妻と不倫相手が親しげに一緒にいる姿がありました。
義父は妻に向かって、「夫と娘が熱を出して寝込んでいるのに、お前は何をやってるんだ!」と激怒。義母も「仕事だと言って出てきて、どういうつもりなの?」と厳しく問いただしました。
妻は最初こそ「仕事の相談をしてた」などと言い訳していたものの、義両親から問い詰められるうちに言い逃れできなくなり、結局、不倫していることを認めたそうです。
妻に離婚を告げると…
体調が回復してから、僕は改めて妻と話し合いました。僕の中では、もう妻との関係を再構築する気はなく、離婚する意思は固まっていました。そこで、妻には「弁護士にも相談したうえで、離婚と慰謝料の話を進めたい」と伝えました。
すると妻は、「私だけが悪いみたいに言わないでよ。あなたにも原因があったでしょ!」と逆ギレ。しかし、同席していた義両親がそんな妻を一喝したのです。
義父から「家のことも娘のことも任せきりにして、そのうえ夫と娘が寝込んでいる日に別の男と出かけたなんて……どう考えてもお前が原因だろう!」と言われ、妻は黙り込みました。
後日、不倫相手にも慰謝料を請求する意向を伝えると、「きちんと対応します」との返答が。その後、話し合いを重ねた末、妻とは離婚しました。
娘は僕と暮らすことになり、ありがたいことに義両親は変わらず僕たちを気にかけてくれています。
あの日、高熱で動けなかった僕の代わりに不倫現場に駆けつけ、実の娘である妻をかばうことなく、僕と娘のことを考えてくれた義両親には、今でも感謝しています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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