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同級生「貧乏人はお帰りくださいね♡」私「帰るのはあなただけど?」高級フレンチ店で私を見下す彼女が、後日、泣きついてきたワケ

とある高級フレンチのレストランにランチに行った直後、いきなり女性に呼び止められた私。声をかけてきたのはかつての同級生でした。しかし、同級生は「なんであんたがあの店を使ってるのよ!?」と私を理不尽に責めてきたのです……。

「あの店は知る人ぞ知る超高級フレンチなのよ!」「あんたみたいな貧乏人が来ていい場所じゃないんだから!」と、久しぶりに会ったにもかかわらず、私のことをこき下ろしてきた同級生。

 

彼女は私がその店から出てきたのが気に食わないようで……?

 

高級フレンチで再会した同級生

「そんな地味で安っぽい服を着てるんだもの、貧乏人そのものでしょ?」「私はコートもバッグもハイブランドの新作よ? あんたには一生縁がないでしょうけど」

 

そうやって私を見下す同級生は、地元の有名企業に勤める男性と結婚したそう。旦那さんはかなりの高収入とのことでした。

 

自慢を続ける彼女に「そ、それはすごいね……」と言うと、彼女は気を良くしたようでした。しかし、その直後に私をキッとにらみつけ、「そんな彼がプロポーズしてくれたのが、あのお店なの!」「なのにそんな大事なお店を貧乏人が使ったなんて最悪……! いい? 今後、二度とあんたはあのお店を使わないでよね!」と言ってきたのです。どうやら彼女にとってあの店は、選ばれた人だけが通える特別な場所。そこに地味な格好の私が当たり前のように出入りしていたことが、よほど気に入らなかったようです。

 

「なんであなたにそんなこと決められなきゃいけないの?」と言い返すと、「私はオーナーとすっごく仲良しなの! 毎月お店に通ってるんだから!」「あんたのこと、今すぐ伝えて出禁にしたっていいんだからね!」と彼女。

 

同級生に久しぶりに会えてうれしかった最初の気持ちはどこへやら。私は彼女に心底がっかりしていました。「あぁそう、だったら好きにすれば?」「お店の評判のためにも、そういう私物化するような行為はよくないと思うけど」と言って、私は足早にその場を立ち去りました。

 

セレブ妻を名乗る同級生が私に放った言葉

1カ月後――。

 

あの同級生と会ってからも、私は毎週高級フレンチでのランチを続けていました。そして、ついにレストラン内で彼女に出くわしてしまったのです。

 

彼女は「なんであんたがここにいるのよ! 二度と使わないでって言ったでしょ!」「あんたみたいな貧乏人がいたら、このお店の格が下がるじゃない!」と言って、ワイングラスを手に私の席まで近づいてきました。そして、ワインを飲むそぶりを見せたかと思うと、わざとグラスを傾け、中身を私の服にこぼしてきたのです!

 

「あら、手が滑っちゃった。でも、そんな安っぽい服なら汚れても惜しくないでしょ?」と笑う彼女。私はワインで濡れた服のまま、「今の、わざとでしょ……? 人にワインをかけるなんて、最低だと思わない?」と言いました。食事を楽しんでいたほかのお客さまも、何事かと驚いてこちらを見ています。

 

「高級フレンチは私のようなセレブ妻にふさわしいのよ」

「わかったら、貧乏人はお帰りくださ~い♡」

「帰るのはあなただけどね?」

「は?」

 

スタッフが持って来てくれたタオルで服を拭き、私は彼女の目を見て「とっとと荷物まとめて帰りなさい」とはっきり告げました。

 

「はぁ? ワインがかかったくらいで頭がおかしくなった? 誰に向かってそんな生意気な態度とってるのよ!」「前も言ったとおり私はこのお店のオーナーとすっごく仲がいいの」「月1以上は通う常連で、このお店にとって大事なお客さまなんだから!」

 

高級フレンチの真実と同級生の末路

「……あなたが仲良くしてたのは前のオーナーでしょ?」「だって、今のここのオーナーは私だもの」「でも……一度もあなたと仲良くした覚えなんてないわ」

 

そう言うと、「え……?」と彼女はフリーズ。

 

店名もスタッフもそのまま引き継いだので、オーナーが代わったことに気づいていなかったのでしょう。

 

「おかしいわね、そんなに前オーナーと懇意にしてたなら、お店を手放すことを教えてもらえてたはずじゃない?」と笑うと、「そ、そんな……彼がこのお店をあんたにあげたって言うの!?」と同級生の顔色がみるみる悪くなっていきました。

 

「い、いやいや、なんであんたなんかが……」「こんな高級店を経営する力もお金も……あんたみたいな貧乏人にあるわけないじゃない……」と自分に言い聞かせるように言った彼女。

 

「貧乏人に見えるかもしれないけど、実は私、この地元で飲食店を数店舗経営しているのよ?」

 

高校時代から彼氏や服、メイクの話ばかりしていた同級生。一方の私は、昔から食べることが何より好きでした。22歳のときに念願叶って小さな居酒屋をオープンし、そこから少しずつ事業を拡大していったのです。

 

「そんなときに、ここの前オーナーと知り合う機会があってね」「後継者を探してるっていうから名乗り出たのよ」「前オーナーは客層で悩んでいたみたい……だから、軌道修正するって約束してここを譲ってもらうことになったの」

 

前オーナーによると、高級フレンチという肩書だけに惹かれて、だんだんと品性の欠ける人たちが増えてきていたそう。店員に横柄な態度を取る人、「常連だから」と威張って過剰なサービスをねだる人……。

 

「前のオーナーはやさしいから、あなたのことを見逃してくれていたかもしれない」「でも私は違うから! 店で騒いで、人にワインをかけるような人を、お客さまとして迎えるつもりはないわ!」「あなたは今日から出禁よ!」

 

「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」「私が今までこのお店にどれだけ貢献してきたか!」「そんな私を出禁って……許されると思ってるの!?」と彼女。この状況下でも一切謝らない彼女は、やはりうちの店にはふさわしくありません。

 

「二度と来ないでちょうだい」と言って、私はワインで汚れた服を着替えるために奥へ。彼女はしばらく大声で騒いでいましたが、スタッフに促されて店を出ていくと、店内はようやく静けさを取り戻しました。

 

その後――。

 

 

毎年結婚記念日に、夫とうちの店で食事を取っていたらしい彼女。何度も予約のために電話してきたそうですが、うちのスタッフも頑として受け付けなかったようです。

 

困り果てた彼女は、オーナーにつないでほしいと店に電話をかけてきて、「記念日以外は絶対に利用しないから!」「だから毎年結婚記念日だけは出禁を解除して!」「夫に『ほかの店がいい』って言ったんだけど、思い出の店がいいって聞いてくれないのよ!」と泣きながら私に訴えてきました。しかし、ここで出禁を解除してはほかのお客さまにも、そしてスタッフにも示しがつきません。

 

結局、しびれを切らした彼女の夫のほうから店に電話が。スタッフから電話を代わった私は、予約を受けられない理由を尋ねられたため、彼女が出禁であることとその経緯を丁寧に説明しておきました。ほかの同級生から聞いたところによると、彼女の夫は激怒。彼女は、それまで自由に使っていたクレジットカードを取り上げられてしまったそうです。

 

一方の私は、受け継いだ店の雰囲気を変えるべく奮闘していました。今では前オーナーが目指した、品のある和やかな雰囲気を取り戻しつつあるように思います。

 

◇ ◇ ◇

 

久しぶりの再会を喜んだ気持ちが、服装や肩書だけで相手を値踏みする言葉によって一瞬で冷めてしまう……人間関係の難しさがにじんでいるようですね。泣きつかれても出禁を取り下げなかった判断は、店とそこで働く人、ほかのお客さまを守るために必要な線引きだったのではないでしょうか。

 

どれだけお店に通っていても、どれだけ裕福でも、それは人を見下してよい理由にはなりません。見た目だけで相手を決めつけず、誰に対しても変わらない態度で接することの大切さを、あらためて感じさせられますね。

 

【取材時期:2025年2月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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