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妹と駆け落ちした婚約者「おなかには俺たちの子どもが…」→私「本当にあなたの子?」発覚した矛盾!波乱の幕開け

お互いの両親へのあいさつや、両家顔合わせが終わり、そろそろ入籍しようかという話をしていた私と婚約者。しかし、ある日突然、同棲している部屋から婚約者の荷物だけが忽然と消えていたのです……。

慌ててLINEを送ると、婚約者から「ごめん、俺、お前とは結婚できないや!」と一方的に別れを告げるメッセージが。本当に結婚したい人ができたというのです。

 

私が問いただすと、ようやく「驚かないで聞いてほしいんだけど……」と返信があって……?

 

妹と関係を持っていた!?

「俺、お前の妹と結婚することにしたんだ!」まさかのメッセージに、私はポカン。

 

「……は? 妹……?」と送ると、妹と結婚するから私とは別れるし、同棲も解消するという返信が届きました。

 

どうやら、婚約者は結婚のあいさつで私の実家に来たとき、妹に一目ぼれしてしまったそう。妹からも「家族になるんだから、もっと仲良くなりたい」とアプローチされ、2人きりでたびたび出かけていたのだとか。

 

「人生で初めての一目ぼれだったんだ!」と、熱のこもったメッセージを次々と送ってくる婚約者。周りに反対されるのはわかっているから、駆け落ち覚悟で出てきたのだそうです。彼の頭の中は、妹のことでいっぱいのようでした。

 

「どう責任を取るつもりなの!?」と送ると、きっと激怒されるだろうけれど、いつかは許してもらえると信じているという返事。そして「彼女のおなかには、俺の子どもがいるんだ」という決定的なメッセージが届いたのです。

 

どちらの両親にとっても初孫だから、生まれればみんな会いたがるはず。そのときにすべてを水に流してくれるだろう――そう綴る婚約者。「この前の健診のエコーで、女の子だってハッキリわかったんだ」と浮かれています。

 

私は少し考え、ひと言だけ返信しました。「え? それはあり得ないわね」

 

計算が合わない子ども

今、妹の赤ちゃんが性別がわかる週数だとしたら、彼と出会う前から妊娠していたことになるのでは? と考えた私。

 

「あなたがうちの妹に初めて会ったのは、結婚のあいさつのときよね? そのすぐ後にあなたと妹が関係を持ったとしても、妹はまだ妊娠3カ月前……。そんなにハッキリ性別がわかるには早すぎると思うけど……」

 

私の指摘に、婚約者は「え、そうなの……?」と動揺。浮かれた様子はどこへやら、「この間は病院にも付き添ったのに……」と、うろたえたメッセージが続きます。もっとも、診察室には入らず、待合室で待っていただけだったようですが……。

 

妊娠の週数の数え方も、性別がいつごろわかるのかも、婚約者はまったく知らなかったのでしょう。だからこそ、妹の話を疑いもせずに信じ込んでしまったのだと思います。

 

それに、派手好きな妹が、どちらかというとおとなしい彼を好きになるなんて、意外に思っていた私。まるで、父親役を押し付けようとしているように思えてなりません。

 

暴かれた妹のたくらみ

翌日――。「お姉ちゃんのせいで彼にめちゃくちゃ疑われたじゃない!」と、妹から電話がかかってきました。彼に連絡しても返事がもらえず、矛先を私に向けてきたようです。

 

謝るどころか責めてくる妹に、私は怒りを通り越してあきれるばかり。「で、実際のところはどうなのよ?」と聞いてみると、妹は「もちろんほかの男の子どもに決まってるでしょ!」と怒りに任せて暴露してきました。完全に開き直っていたのでしょう。

 

妹いわく、誰が父親なのかわからず、父親の可能性がある複数の男性に連絡してもみんな逃げてしまったそう。そこで、女性経験がなくのんびりとした性格で、稼ぎだけはいい私の婚約者を狙ったというのです。

 

ゆったりした服を着ていれば、彼に伝えている週数より大きいおなかも誤魔化せるし、性別がわかったことを話しても、彼なら違和感に気づかないと思った——と、悪びれる様子もありません。

 

ため息をつきながら「……これからはどうするつもりなの?」と聞くと、妹は「もちろん、彼のことをだまし切ってみせるわ!」と宣言。彼は自分に夢中だから、父親ということにしても疑わず受け入れてくれるはずだと、自信たっぷりです。

 

「……もう無理だよ。俺、今のやり取り、全部聞いていたからね」

そうぽつりとつぶやいたのは、私と向かい合って座っている婚約者でした。

 

実はこの日、何を信じたらいいかわからないから直接会って話を聞いてほしいと彼に必死で頼まれ、仕方なく会っていたのです。そこへ妹から電話がかかってきたので、私は彼にも聞こえるよう、スピーカーに切り替えていたのでした。

 

 

最初からだますつもりで近づいてきた人はもう愛せないし、子どもも受け入れられない――そう打ち明けた婚約者。そして妹に、父親として一緒に育てていくことはできないと告げたのです。

 

その後――。元婚約者は、私との復縁を希望してきました。しかし、あんな裏切り方をされて、元サヤに収まるなんて考えられません。きっぱり断ると、元婚約者は妹との結婚を解消しようとしたそうです。

 

ところが、実は駆け落ちしたその日に、妹に急かされ、婚姻届を提出していたのだとか。弁護士に相談したところ、妹が離婚に応じない以上、離婚するには家庭裁判所での調停などの手続きが必要になるとのことでした。

 

結局、元婚約者はすっかり気力を失い、手続きを進めないまま妹との婚姻関係を継続。母から聞いた話では、妹は粘り勝ちだと大喜びしていたようですが、元婚約者のほうは人生諦めモードに。会社も辞めてしまい、無気力な日々を送っているとのことでした。

 

そんな元婚約者に、妹は「籍さえ入れればこっちのものだと思っていたのに!」と怒鳴り散らしているそうです。

 

一方、私は2人に慰謝料を請求することに。弁護士さんに相談しながら手続きを進めています。

 

でも、これから生まれてくる赤ちゃんには、何の罪もありません。親の事情に振り回されず、ごく当たり前の毎日を、ちゃんと笑って過ごせる子になってほしい——そう願わずにはいられません。

 

妹のことはさておき、赤ちゃんは私にとって姪っ子。だから、いつかどこかで会える日が来たら、私なりにかわいがってあげたいと思っています。

 

私はようやく、一歩前に進もうとしています。過去に振り回されるのは、もう終わり。これからは、自分の人生を自分のために歩いていきます。

 

♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢

 

妊娠や出産は、決して女性だけのものではありません。妊娠週数の数え方や、おなかの赤ちゃんがどう育っていくのかといった基本的な知識は、パートナーとして男性も知っておきたいことです。

 

「自分にはあまり関係ない」と無関心でいると、妊娠中のパートナーの体や心の変化に寄り添えず、十分に支えることができません。さらに今回のケースのように、聞かされた話をそのまま信じ込み、大切な判断を誤ってしまうことにもなりかねないのです。

 

最近では、将来の妊娠・出産を見据えて、若いうちから性や体、健康について正しい知識を身につける「プレコンセプションケア」という考え方も広がっています。結婚や妊娠が具体的になってから慌てて調べるのではなく、男性も女性も早いうちから知っておくことが、自分とパートナー、そして将来の子どもを守ることにつながります。

 

そして、子どもを持つということは、ひとつの命に対して長く責任を負うということです。誰かを引き留めるための手段にしたり、大人の都合で振り回したりしていい存在ではありません。その命にどう向き合うのかを一人ひとりが考えていきたいですね。

 

【取材時期:2026年9月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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