100℃で30分加熱しても危険!?しぶとすぎる食中毒菌

「アツアツのまま冷蔵庫には入れられないし、ちゃんと冷ました方が安全じゃないの?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、粗熱が取れるまでの時間が一番危険です!
というのも、ご飯に潜んでいる食中毒菌「セレウス菌」は28〜35℃くらいのぬるい温度が大好き。ゆっくり冷めていく過程で爆発的に増えてしまいます。

セレウス菌の怖いところは、増えても見た目やニオイがほとんど変わらないこと。
しかも、厳しい環境に置かれると「芽胞」といわれるバリアを作り、100℃で30分加熱しても生き残ることがあります。
どれだけ温め直しても太刀打ちできないので、食中毒を防ぐためには「菌を増やさない」ことがなによりも大事。
Xでは「常温で放置していたチャーハンで食中毒になった」という体験談がたくさんありました。
作ってから時間が経ったものを食べて嘔吐や下痢、腹痛などの症状が現れたときは、早めに医療機関を受診してくださいね。
危ない具材ってある?

セレウス菌による食中毒で特に注意したいのは、卵やえび、チャーシューなどの具材よりも、ご飯や麺類です。
そもそもセレウス菌食中毒は、お米や小麦などの穀類が原因になりやすいので、具材とはあまり関係がないんです。
ちなみに、チャーハンやピラフなどのご飯ものだけでなく、スパゲッティや焼きそばといった麺類も要注意。「ご飯や麺類などの穀類は食中毒が起きやすい」と覚えておきましょう!
ダブル使いで効率的!正しい粗熱の取り方

菌に増える隙を与えないためには、とにかく素早く温度を下げるのが鉄則。
熱がこもらないように浅い保存容器に小分けして、容器の下に保冷剤を置きましょう。
さらに上からハンディファンで風を送ると、上下から熱が抜けてあっという間に温度が下がりますよ。
このとき、ホコリや乾燥が気になるから……とフタやラップをするのはNG。冷めにくいうえに、閉じ込められた湯気が水滴になってチャーハンがビチャビチャになってしまいます。
どうしても気になるときは、キッチンペーパーをかぶせると良いですよ。
湯気が出なくなって、人肌程度になれば粗熱が取れた証拠!すぐにフタをして、冷蔵庫や冷凍庫に移しましょう。
保存は「冷凍」がおすすめ!

みなさんは、余ったチャーハンをどこに保存していますか?
なんとなく冷蔵庫に入れている人はかなりもったいない!冷蔵と冷凍では、安全性もおいしさもまったく違います。
ここからは、冷凍保存のメリットをみていきましょう。
菌の増殖がストップ!

冷蔵(10℃以下)だと、菌の活動が鈍くなるだけで、じわじわと増えてしまいます。
一方、冷凍(-15℃以下)では菌自体は生きているものの、増殖が停止するんです。そのため、冷凍の方がずっと長く保存できますよ。
保存期間の目安は以下の通りです。
- 冷蔵…1~2日
- 冷凍…1か月
ご飯のふんわり食感が持続

ご飯に含まれるデンプンでは、5℃前後の低温に置くと「老化」と呼ばれる現象が起こります。
老化が進むと水分がどんどん抜けて、パサパサ、モソモソとした食感に。温め直しても元のような食感には戻りにくいんです。
その点、冷凍保存なら老化を抑えられて、電子レンジで加熱すればふんわり食感が復活しますよ。
急いで冷まして即冷凍!
チャーハンを常温で置きっぱなしにするのは絶対NG!保冷剤とハンディファンのダブル使いですぐに冷まして、冷凍庫に入れましょう。