大家の息子が住人を監視!?
引っ越してすぐ、同じアパートに住む男性から突然声をかけられました。「遅い時間の帰宅は禁止!」「子どもの騒音も毎日記録してる!」と、すごい剣幕で注意されたのです。
男性は、私たち家族が何時に出かけて何時に帰宅したのか、子どもが何時ごろ騒いでいたのかまで、ノートに細かく記録している様子。話を聞くと、どうやらこのアパートの大家さんの息子で、物件の一室に住んでいるとのことでした。
大家さんの息子なら、何か管理を任されているのかもしれない――。そう思った私は、できるだけトラブルにならないよう、足音や生活音に気をつけて暮らすことにしました。
しかし、男性の干渉は日に日にエスカレート。「子どもを静かにさせろ」「夜遅くに帰ってくるな」と、私たちの生活スタイルにまで口を出すようになったのです。
ほかの住人も同じ被害に!?
そんなある日、ほかの住人の方と話す機会がありました。何気なく会話をしていると、なんとその方も男性から同じような注意を受けていることが判明したのです。
「友人を家に呼ぶなと言われた」「洗濯機を回す時間まで指定された」という話まで飛び出し、私は驚愕しました。いくら大家の息子とはいえ、さすがにやりすぎでは……と感じた私は、思い切って管理会社に相談してみることにしました。
すると担当者から返ってきたのは、予想外の言葉だったのです。
管理会社から告げられた“意外な事実”
「その方に、物件の管理をお願いしたことはありません」
なんと男性は、少し前から大家である父親の物件に住んでいるだけ。管理はすべて管理会社に一任されており、男性には住人を注意したり、ルールを決めたりする権限など一切ありませんでした。私たちが勝手に「大家さんの息子だから、管理を任されているのかも」と思い込んでいただけだったのです。
相談を受けた管理会社から、大家さんにも連絡が入ったようで……。後日、廊下で言い争う声を聞いた住人によると、父親が息子を問い詰めていたとのこと。「俺はこのアパートのためにやってたんだ!」と必死に主張する男性に対し、父親は「お前に管理を頼んだ覚えはない。住んでいる人たちを追い詰めてどうする!」と一喝したそうです。
さらに、男性の行動を理由に退去を考えている住人までいると知った父親は、住人たちに謝罪。息子にアパートを出るよう言い渡したのです。
後日、荷物を運び出しながら「俺は間違ってないのに……なぜだ!」と頭を抱える男性の姿がありました。大家の息子だからといって、住人の生活を勝手に監視していいわけではありません。引っ越したばかりで不安もありましたが、違和感を放置せず管理会社に相談したことで、安心して暮らせる環境を取り戻すことができました。
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集合住宅では、生活音など周囲への配慮が欠かせません。一方で、自分の考えたルールを一方的に押しつけたり、ほかの住人の生活を過度に監視したりするのは、トラブルの原因になりかねません。住人同士で解決するのが難しいと感じたときは、管理会社や大家さんなどに相談し、安心して暮らせる方法を探していきたいですね。
【取材時期:2026年9月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。