「慣らし保育」は赤ちゃんが保育園に慣れるためのもの
「慣らし保育」は、保育園という空間と保育士さんという知らない人に子どもが慣れていくための期間。
わが家の場合、具体的には3ステップありました。まずは、午前中の2〜3時間だけ預けることからスタート。次に、お昼ごはんを食べて軽くお昼寝までの5時間程度預ける期間。最後に朝から夕方まで預ける期間。それぞれ3日間〜1週間くらいとママの復帰する時期や保育園によっても違うかと思います。
「慣らし保育」はママ自身も保育園生活に慣れる期間
「慣らし保育」は赤ちゃんのために必要なことではあるのですが、私自身のことを振り返ると、ママ自身のためでもあるとも思います。ママも初めて赤ちゃんを他人に預けるのは不安です。この保育園なら預けても安心だとママが思えることも「慣らし保育」の1つかもしれません。
また、保育園に実際通ってみればわかるのですが、赤ちゃんを朝連れて行けばいいだけでなく、連絡帳を書いたり、保育園のロッカーの荷物の入れ替えをしたり、保育士さんに伝言したりと意外とすることがあるもの。通勤までの時間を考えるためにも、ママにとっても「慣らし保育」は必要なことだと思いました。
「慣らし保育」中にしておいたほうがいいこと
慣らし保育中は、仕事復帰に向けて準備を進めました。まず、午前中だけ預けているときには、仕事が本格的に始まったらできなくなりそうな家事! 例えば、お風呂のカビ掃除をしたり、布団を干したり、作り置きおかずのレパートリーを増やすなどなど。
5時間程度の慣らし保育のときは、以下の3つをしておくといいと思いました。
美容院に行く
今まで気にならなかったのに、いざ通勤電車に乗ったり、会社に行くことを考えたりすると自分のヘアスタイルが気になることがあります。私もそうでした。今まで赤ちゃんのお世話で精一杯だったママも、ご褒美として慣らし保育中に美容院に行くのもいいと思います。髪の毛をカットする必要がなくても、トリートメントやヘッドスパをしてもらうだけで、仕事復帰に向けて前向きな気持ちが湧いてきます。
歯医者などの健診に行く
妊娠中だけでなく、産後も赤ちゃんのお世話で歯磨きが疎かになり虫歯になることも多いと聞きます。そこで慣らし保育中に歯医者へ行きました。痛みなどの気になる症状がなくても歯科健診を受けておくと安心です。
ちなみに私は眼科にも行っておけばよかったと後悔しています。育児休暇中にコンタクトの度数が変わってしまっていました。眼科は混んでいることが多いので、復帰後ずいぶん経ってからしか行けませんでした。
会社に行く
私は産後、同じ職場への復帰だったので、子どもを保育園に預けたあと、実際に電車に乗って会社に行ってみました。約1年ぶりに乗る電車はこんなにも混んでいたかと思うほど満員電車でした。でも不思議と嫌な気持ちではなかったのを覚えています。子どもと一緒だと必ずベビーカーか抱っこひもを使って電車に乗っていました。それが、自分ひとりだとこんなにも身軽に動けるのかと感動しながら階段を登ったことは良い思い出になっています。
もし、会社の都合がつくのであればあいさつに行くのもいいと思います。復帰前に会社の雰囲気を感じることで、不安が和らぐこともあると思います。
いかがでしたでしょうか。ついつい、赤ちゃんのことが心配で家で待ち遠しくしてしまいがちな「慣らし保育」期間。仕事復帰前の束の間のご褒美と思って、ぜひ有意義に過ごしてみてくださいね。
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イラスト/おんたま