笠原流、家庭版から揚げの極意とは

NHK『きょうの料理』の中で、日本料理の名店『賛否両論』の店主・笠原将弘さんが教えてくださいました。
笠原さんといえば、ご実家が焼き鳥屋さんだったことでも有名です。鶏肉の扱いに関しては、言わずと知れたプロ中のプロ。
そんな笠原さんが家庭用に教えてくださったお料理です。実際に作ってみた感想をレポートしていきましょう。
笠原将弘さん「鶏とアボカドのから揚げ」のレシピ

材料(2人分)
・鶏もも肉…1枚(300g)
・アボカド…1/2個
・レモン(くし形に切る)…1/4個分
・小麦粉…適量
・片栗粉…適量
・揚げ油…適量
・塩…少々
【A】
・酒…大さじ1
・しょうゆ…大さじ1
・砂糖…小さじ1
・しょうが(すりおろす)…小さじ1/2
・こしょう…少々
アボカドは余ったものを使う予定がないので、今回は1個まるっと使うことにします。
作り方①材料の準備をする

鶏肉は大きめのひと口大に切りましょう。

ボウルに入れ、【A】をもみ込んで30分ほどおきます。

アボカドは種と皮を除き、ひと口大に切っておきましょう。
作り方②鶏肉とアボカドに衣をまぶす

鶏肉の余分な汁けを切ります。ざるでこした後、キッチンペーパーでざっと水分を拭きました。
小麦粉適量をもみ込んで、少し粘りのある状態にします(笠原さん曰く「ねちょっと」した状態)。この写真は小麦粉をもみ込んだ状態の鶏肉です。

一切れずつ片栗粉適量をまぶし、形を整えましょう。
こうすることで小麦粉が肉の表面の調味料を吸い、味がしっかりつくうえ、片栗粉をまぶすことで食感よく揚げ上がるそうです。

アボカドにも片栗粉適量をまぶします。アボカドがかなりやわらかく、上手にまぶすことができませんでした……。
作り方③揚げる

揚げ油を170℃に熱して鶏肉を入れ、3分間揚げて一度取り出します。
鶏肉を3分間休ませている間に、アボカドを衣がかたまるまで揚げて取り出し、塩少々を振りましょう。
鶏肉を再び油に入れ、1〜2分間揚げます。

最初の3分では肉の中まで火は通らないのですが、休ませている間に余熱で火が入ります。最後は水分を飛ばしながらカリッと火を通しましょう。
器に盛り合わせ、レモンを添えたら完成です。
さくさく&ねっとり、病みつきになる食感!

から揚げは外側がサクッと、内側はふわっと。上手に火が入っていて感動します。適当に揚げているのとは大違いです。
途中で一度休ませてから二度揚げする、このひと手間は本当に効果的なのですね。
そしてアボカドもカリッとした外側とねっとりした果肉との歯ざわりの違いが新しい食感で新鮮。これはクセになりそう。
鶏肉には甘辛味がついていて、そのままでばくばく食べられます。すぐに感じるというよりも、噛んでいると出てくる味わいがおいしくて、もう一個食べようと心が誘われてしまいます。
きちんと作れば、ちゃんとおいしい

いつも作っているものだからこそ、自己流でいい加減になりがち。
レシピ通りに丁寧に衣をつけ、指示時間通りに揚げたら、本当に上手に作れるのだ、と改めて実感しました。
下味をつけた鶏肉の余分な汁けをきること、片栗粉は1個ずつまぶして形を整えることなどは、かなりすっ飛ばしていた工程ですが、ここを押さえるだけで、仕上がりの様子にも味にもぐんと差がつくのですね。
このから揚げにはにんにくは入っていません。砂糖、しょうゆ、酒、しょうが、こしょう、という素直でベーシックな和風味です。
やわらかな食感と、飽きのこないやさしい味わい。こういう「普通においしいから揚げ」こそ、家で繰り返し作りたくなる味なのだと感じました。
鶏肉にはしっかり味がついていて、アボカドはあっさりクリーミーという好対照な組み合わせ。アボカドを一緒に揚げるだけで、いつものから揚げが少し特別になりましたよ。
皆様も、どうぞ、定番から揚げをアップデートしてみてくださいね!