今回解説してくれたのはLIXIL(リクシル)の中の人

- 株式会社LIXIL LWTJ トイレ・タイル事業部 トイレ空間商品部 プロモーショングループ グループリーダー 鳥越 洋一郎さん
10年間の営業経験後、トイレ商品のマーケティング・トイレプロモーションを担当されています。
「大」と「小」の水の量ってどれくらい差があるの?
※株式会社LIXIL提供
「大」と「小」のレバー。流れる水の量がどれくらい違うか、気になったことはありませんか?
流れるところを見ると「大」の時の方がかなり多いように感じますが、実際のところはどうなのでしょうか。
LIXILさんの製品では、製品によって異なるものの、「大」で流した場合と「小」で流した場合の水量の差は、現行品で約1L~1.2L、過去の商品では2L程度だそうです。
これだけ見ると意外と差は少ないと思いましたが、1日に何度も使うので1カ月のトータル使用量で考えると、塵も積もれば山となり、かなり差が出ますね。
なので「小」で済むところを毎回「大」で流してしまうと、その行為自体には問題ないものの、当然節水にはならないそうです。
この節水方法は意味ある?プロに聞く「トイレの節水疑問」

ここからは
- 巷でよく聞く節水方法は本当に効果があるのか
- 節水に関する疑問
を株式会社LIXIL 鳥越さんにお答えいただきました!
Q①節水のため、小便なら毎回流さず「3回に1回」程度にまとめて流すのは問題ない?
トイレの節水と聞いて真っ先に思い浮かぶのがこれ。昔からよく聞く節水方法ですよね。
A.においや汚れの元になります。また、尿の有機成分により細菌の繁殖や尿石付着等の原因となります。トイレットペーパーを使用する場合、3回分の紙の量を一度に流すことになるため、詰まるリスクがあります。(鳥越さん)
節水のつもりでやって、その結果トイレ掃除に時間がかかり結局水を多く使ったり、最悪詰まって業者を呼ぶことになったら、本末転倒!
結果高くついてしまうリスクがあるので、やめた方が良さそうですね。
Q②「小」で様子をみて流しきれず「小」を2回するのと「大」を1回は、結果どちらが節水になりますか?
※株式会社LIXIL提供
節水を考えると「小」で流れるのなら、その方が良い。一か八かの賭けに出るのはどうでしょうか?
A.「大」1回の方が節水になります。(鳥越さん)
余計なことはせず、指定の使い方を守るのが一番ですね!
ちなみに、レバーを最後まで引かず、ちょろちょろ水を流して様子を見るのも節水にはならないそう。十分な洗浄ができないためNG行動なんですって。
Q③最近の節水型トイレは、利用者がさらに自己流で節水する必要はない?
ありがたいことに、勝手に節水してくれるタイプのトイレも最近はありますよね。
A.洗浄水量に合わせた最適な設計を施しているため、必要ありません。利用者さまが、節水をすると、詰まりの原因になります。(鳥越さん)
なんと楽ちん!次の買い替えではぜひ節水型トイレを買いたい!
Q④小便時でもトイレットペーパーを多く使った場合は「大」で流すべきでしょうか?

用を足したついでにトイレットペーパーで鼻を噛んで、本来の「小」以上のトイレットペーパーを流すときもありますよね。
個人的な話で恐縮ですが、私は「小」でも一度に8巻きくらい。使う量が多いと自覚しているので気になります。
A.ペーパーの種類(メーカーや、シングルダブルなど)にもよりますが、「大」で流す方が詰まりのリスクは少なくなります。小洗浄のトイレットペーパーは約2m(760mm×3)を流すことがJISで規定されています。
一度に大量のトイレットペーパーを流さないでください。一度に流すトイレットペーパーの量は大洗浄で約5メートル、小洗浄で約2mを目安にしてください。(鳥越さん)
具体的な数字(長さ)を知ると「大」と「小」どちらを使うかの参考になりますね!
やみくもな節水は危険!
節水のつもりでやってることに、実はリスクが潜んでいることも。
結果、節約した水道代よりも遥かに高い修理代がかかった!とならないよう、節水は正しい方法で努めましょう!
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