日々一緒に暮らしていれば避けては通れない夫とのケンカ。長引かせないためにすっきり早く終わらせるには、女性が腹が立ったときにやってしまいがちなことをできるだけ避ける必要があるかもしれません。
ケンカを長引かせないために、夫に言ってはいけないこととは?
以前のことは持ち出さない
女性はとにかくいろいろな情報をインデックス化するのが上手です。
たとえば、「夫に対してむかつくこと」というカテゴリーが知らずに頭の中にできていて、ケンカをすると、「夫に対してむかつくこと」にカテゴライズされた情報がいとも簡単に引き出せるのです。
「今日は早く帰ってきて」と言ったのに帰ってきてくれなかった
→ 10日前も同じだった
→ 出会ったときからそれで何度もケンカになっている
→ そもそも、いつもわたしの話を流して聞いているからそういうことになる
→ 流して聞いているといえば、洗濯に靴下を出す際はちゃんと裏返しになっていない状態にしてよって言ったよね……
というように、延々と夫の悪いところを引き出せる能力があります。
そうなると論点がわかりにくくなり、男性は結論が見出せないことに苛立ちを覚え始めます。夫が苛立ったことから怒り始めてしまうとケンカも長引きますし、ケンカの原因となった事柄の解決も遠くなってしまいます。
性格や性質について言及しない
ケンカをしていて頭にきていると、短気、だらしないなど、いつもは受け入れているつもりの夫の性格や性質について言及したくなってくることもあるでしょう。
でも、これもケンカを長引かせたくないならNG。
意味もなく(少なくとも夫にとっては)論点とずれることを話すことを、多くの男性は嫌います。論点を戻そうと理詰めで責めるか、妻の言っていることを受け流し始めるか、無視し始めるか、男性のタイプによって変わってはきますが、ひとつ確実なのは、妻の苛立ちを増幅させる可能性が高いということ。
妻の苛立ちを上手に受け止めることができる男性は希少です。自らの苛立ちを増幅させないためにも、ケンカのおおもとになった事柄以外についてはいったん目をつむりましょう。
どうしても言いたいときは一度整理してから
我慢しても怒りが収まらず、過去のことも夫の性格のこともとにかくぶちまけたいのであれば、できるだけ冷静に夫に対峙できるように、整理してから話すことをおすすめします。なぜ過去のことを今話すのか、なぜ夫の性質まで言及しているのか、できるだけ論理的に組み立てて夫に話すことで、感情に任せて夫にぶつけるよりも聞いてもらえる確率は高くなるはずです。
今回は、ケンカを長引かせないための話をさせていただきましたが、長引いてもいいから、あえてとことんケンカをして、普段のたまっているうっぷんを出し切ってしまうほうがいいこともあります。その場合は、言いたいことをとにかく言ったら、“もうこれでこの件はおしまい”とお互いに終わらせるようにしましょう。