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妊娠した私に夫「父親?パス!」→恋の魔法が解け、離婚を決意!家を出ると、夫「見捨てないでくれ!」

大学時代からずっとあこがれていた彼と、卒業後に偶然再会した私。1年間の交際を経て結婚が決まったときは、長年の夢がかなったようで、本当に幸せでした。

結婚して2年がたったころ、ずっと待ち望んでいた妊娠がわかりました。本来なら喜びでいっぱいのはずなのに、私の胸には将来への不安が広がっていました。気がかりだったのは、夫の働き方とお金の使い方です。

夫は転職を繰り返していて、仕事への意欲もほとんど感じられませんでした。収入は安定せず、マンションの家賃や光熱費は、私がお金を入れている生活費用の口座から引き落とされていました。

そんな夫は買い物が大好き。毎月、相当な額のクレジットカードの明細が届き、その請求も同じ口座から引き落とされていきます。お金の使い方については何度も注意してきましたが、そのたびに不機嫌になられるか、軽く受け流されるだけでした。

 

最初は、好きな人を支えるのは当然のことだと思っていました。私が働いていれば何とかなる——。惚れた弱みもあって、そう自分に言い聞かせていたのです。

 

でも、明細が届くたびに金額は減るどころか増えていき、違和感が少しずつ積もっていきました。夫は、私が強く言えないことをわかっているよう……。気に入らないことがあると機嫌を損ね、最後は私が折れる——そんなやり取りが、いつの間にか当たり前になっていました。

 

子どもが生まれれば、これから何かとお金がかかります。今度こそ見過ごすわけにはいかない。そう思ったとき、ふと気づきました。私たちは、子どものことについてきちんと話し合ったことが、一度もなかったのです。

 

妊娠して母性が覚醒、魔法が解けた私

妊娠を伝えたとき、夫が見せたのは予想以上に冷たい態度でした。喜ぶどころか、面倒そうな表情でこう言ったのです。

 

「産みたいなら産めば。でも俺は父親をやらないから。家事も育児もパスで」

 

このとき初めて、夫が子どもを苦手としていて、父親になるつもりがないのだと知りました。同時に、長年抱えてきた夫への気持ちが、すっと冷めていくのを感じました。不思議なほど心は静かで、まるで恋の魔法が解けたようでした。

 

このまま一緒にいれば、働く気のない夫の支払いに私の収入が消えていき、生まれてくる子どもの生活費さえ残らないかもしれない。迷っている時間はないと思いました。

 

「離婚してください」

 

夫は最初、冗談だと受け取ったようでした。けれど私が本気だとわかると、あれほど自分を好きだった私が本当に別れられるのか、と言いたげな口ぶりに変わりました。さらに、妊娠でホルモンバランスが崩れているだけだ、いつもの私ならこんなことは言わない、と言い張るのです。

 

たしかに、今の私は子どもを守りたいという気持ちで動いているのかもしれません。それでも、離婚の意思が揺らぐことはありませんでした。

 

もう、夫の顔色はうかがわない

私はまず、家計の流れを整理することにしました。生活費用の口座にお金を入れているのは私だけ。家賃も光熱費も、夫のカードの請求も、すべてそこから引き落とされています。次の引き落とし日も迫っていたため、家を出るのに合わせて、口座への入金を止め、私名義の契約や引き落としを見直す準備を進めました。

 

そして、届いたばかりのカードの明細を夫の前に置きました。

「今月もこれだけ使ってるよね。私が出ていったら、この支払いも家賃も、自分でやってね」

 

夫は、自分の収入では無理に決まっている、と声を荒らげました。

 

「知ってる。だから、働いて」と私。

 

夫は鼻で笑い、どうせすぐ戻ってくると言ってスマホに目を落としました。これまでの私なら、ここで黙って引き下がっていたかもしれません。でも、もう夫の機嫌をうかがう理由はありません。

 

私は実家の両親に事情を話し、出産まで身を寄せられるよう相談しました。両親は驚きながらも、すぐに受け入れてくれました。改めて夫に離婚の意思は変わらないと伝え、少しずつ荷物をまとめ始めたのです。

 

家を出る日、ようやく生活が立ち行かなくなると実感したのか、あれほど強気だった夫が取り乱して泣きついてきました。

 

「見捨てないでくれ。出ていくな」

 

けれど、私の心はもう動きませんでした。この人とは他人になるのだと思いながら、静かに玄関を出ました。

 

もちろん、これで終わりではありません。収入が少なくても、親である以上、子どもを養う責任から逃れることはできないはずです。ところが夫は、自分の生活費もままならないのに養育費など払えないと言って、話し合いに応じようとしませんでした。

 

そこで私は弁護士に相談し、間に入ってもらうことにしました。数カ月にわたる話し合いの末、最終的には夫も応じ、離婚が成立。養育費の取り決めも、きちんと書面に残すことができました。

 

娘との新しい暮らし

その後、私は実家で無事に娘を出産しました。両親の手を借りながら、穏やかな毎日を送っています。

 

娘が生まれて半年ほどたったころ、元夫から久しぶりにLINEが届きました。朝から晩まで働きづめでもう限界だから、養育費を少し減らしてほしい。義両親に頼んでも、自業自得だと取り合ってもらえない、という内容でした。

 

あれほど働く気のなかった元夫が、毎日働いているようです。私は、取り決めどおりにお願いします、娘のためのお金なので、とだけ返信して、スマホを置きました。

 

今はもう、元夫の機嫌に振り回されることはありません。育休が明けたら仕事に励み、娘と2人で暮らせるよう、少しずつお金を貯めていくつもりです。

 

◇ ◇ ◇

 

「好き」という気持ちは、結婚の大切な出発点です。けれど、家族の暮らしを守るには、お金や家事・育児の責任を2人で分かち合う覚悟も欠かせないのではないでしょうか。

 

子どもを望むかどうか、家計をどう管理するか、育児をどう分担するか。大切なことほど、結婚前や妊娠を考える段階で、きちんと言葉にして確かめておきたいものですね。

 

 

【取材時期:2026年9月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

※AI生成画像を使用しています

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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