3年前まで76㎏だったKawanoさん。当時の彼女は夕食に牛丼+麺類。間食は菓子パン、お総菜パン……。食べたいときに好きなだけ食べる生活を送っていました。その結果、体は風船のように膨張し、夜は息苦しくて眠れず、健康診断でも限りなく糖尿病に近い数値が出たりと体が悲鳴をあげ始めました。そんなKawanoさんが、ある人との出会いがきっかけで-15㎏以上のダイエットに成功した体験談を教えてくれました。
体が悲鳴をあげ始めてダイエットを開始
3年前に自己最高体重76㎏を更新。生活が不規則で夕食は深夜に食べるのに牛丼+麺類、朝食は食べず、間食として菓子パン、お総菜パン……などやりたい放題の生活を送っていました。
30代のころなら、なんとか乗り切れたのかもしれません。ですが、40歳を過ぎてこの体重だと睡眠中の呼吸のしづらさ、血糖値の上昇、健康診断では保健師さんによる指導などが入り、健康への不安のほうが大きくなりました。美容のためのダイエットというより、残りの人生を健康で過ごすためにダイエットに踏み切ることにしました。
ある人の言葉でダイエット魂に火がついた
私がダイエットを始めたのは、2016年11月。その当時の体重は76㎏でした。最初は食事をちょっと気をつけるだけで体重が落ちていったんです。ところが70㎏がどうしても切れない。切れないどころかリバウンドの繰り返し。なんとか状況を打破しようと、このころ、ホットヨガを始めました。その後、2年ほど68~65㎏をうろうろさまよい、完全にダイエット難民に。
そんなとき私の前に現われたのが、かつて8㎏のダイエットに成功した会社の同僚の中村さん。彼女の第一声は「せっかくここまでやせたのだからもったいない。本気でやるならお手伝いします」でした。たしかにここで諦めては今までの努力が水の泡。自身の経験を元に指導してくれるという中村さんを信じてもう一度、ダイエットをすることにしたのです。
体ではなく脳でやせる、脳で食べる!
2019年8月、70㎏からのダイエット再スタートが始まりました。始めるにあたって中村さんから宿題が……。
■なりたい自分はどんな姿?
■なぜ、ダイエットスイッチが切れたのか?
の2つを具体的にイメージすることでした。
私の場合
■なりたい自分はどんな姿?
・体脂肪率20~23%、体重55㎏。
・オシャレなヨガウエアでヨガを極めたい。
・自己管理できるようになって、仕事もプライべートも充実したい。
・見た目も自信を持てるよう、オシャレもしたい。メイクもこだわりたい。
・品格のある女性になりたい。
■なぜ、ダイエットスイッチが切れたのか?
・これまでやっていたヨガクラスのプログラムが変わることで、一度ヨガをやめたこと。
・帰りが遅くなったことで、スーパーに立ち寄り、割り引きのお寿司やお惣菜を買い込む悪循環。
・毎朝の体重測定で数字が波打ち乱れだし、そこからはズボラぐせに拍車がかかった。
この宿題によって、自分がなりたい姿、ゴールを具体的に思い描くことでモチベーションの維持につながり、ときに軌道修正する指針になりました。
2つの宿題に加え、「〇月までに〇㎏になる」など目標値も具体的に決めました。中村さんのアドバイスにより、毎食、何を食べるかを考え、カロリー、糖質、脂質、タンパク質を計算して記録。始めたころは続けられるのか不安でしたが、食事を考え、細かい計算をすることが食べたい欲求を抑えることに作用したのです。中村さんの言葉を借りると「体ではなく脳でやせる。脳で食べる(考えて食べる)」ため、脳を変えたということです。
毎食、食べた物とそのカロリー、炭水化物量、脂質量、たんぱく質量を記録してInstagram(@akochanka)に投稿。
つまり食べる前にカロリーを調べたり、栄養素を把握することで食べるという行為自体を体でおこなうのではなく、しっかりと脳で考えて食べるということです。教わった知識を元に必要な栄養を適切な時間帯に摂取する、それに伴い生活習慣を見直すことにもつながるという、いい循環を生み出せたことがダイエットを継続できている秘訣のように思います。
久しぶりに会った人からは「もしかして病気? 大丈夫?」と言われるほどやせました。しかも、40代のダイエットにありがちなおなかのお肉がたるむようなこともなく、キレイにやせられていると思います。ちなみに中村さんのアドバイスのもとダイエットを始めて半年、今の体重は60㎏で-15kgの減量を実現しました。
まとめ
健康に危機感を感じるほど太っていたKawanoさん。当時の体重はなんと76kg。しかしある人物との出会いがきっかけで、考えて食べるダイエットを実践して生活習慣も見直すようになり、やせることができました。身近に見守ってサポートしてくれる人の存在も大きかったそうです。ダイエットを実践してから半年、現在の体重は60㎏です。目標の55kgを目指して奮闘中です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!
取材・文:橋本優子
8歳女児、6歳男児の母。出版社勤務を経て、出産を機に看護師資格を取得。病院に勤務したのち、看護師編集者に。ファンメディケーション株式会社所属。