義両親との関係・冷たい夫の態度に悩んでいた私
義両親の嫌みに悩んでいた私は、何度か夫に相談。しかし夫は、「うちの親がそんなことするはずないだろ。考えすぎじゃない?」と言うばかり。私がどれほどつらい思いをしているのか説明しても、まともに取り合ってくれませんでした。
さらに、そのころから夫の帰宅が遅くなるように……。
「会社の飲み会だから」と言って帰ってこない日が増え、残業だという日も続きました。それだけでなく、私への態度までどこかそっけなくなり、以前とは明らかに様子が違っていました。
義両親との関係に加えて、夫からも冷たくされる毎日。私は次第に、「このまま結婚生活を続けていていいのだろうか」と考えるようになりました。
離婚という言葉も頭に浮かびましたが、まだ幼い娘のことを考えるとなかなか踏み切れませんでした。
夫からの離婚宣言と介護の押し付け
そんなある日、夫から突然「話がある」と言われました。
何事かと思っていると、夫は私の顔を見ながらこう告げたのです。
「実は、ほかに好きな人ができた。離婚しよう」
突然の告白に驚きましたが、それ以上に、それまでの夫の態度の変化に納得してしまいました。帰宅が遅くなったことも、私に冷たくなったことも、その女性の存在が関係していたのでしょう。
もちろん腹は立ちました。しかし、私自身もすでに離婚を考えていたため、話し合いを進めることには同意しようとしました。
ところが、夫は続けて信じられないことを言い出したのです。
「それから、うちの親の世話と将来の介護はお前がしろよ」
一瞬、何を言われたのかわかりませんでした。
「俺は新婚生活を楽しみたいから、この家を出るつもりなんだ」「養育費は払うから、お前たちはこのままここに住んで、うちの両親の世話を頼む。お前は新しい家を探す手間もかからないし、いいだろ?」と、悪びれる様子もなく続けた夫。
自分から離婚を切り出しておきながら、離婚後も私に義両親と暮らし、その世話までしてほしいという夫。あまりにも身勝手な要求に、私は怒りを通り越してあきれてしまいました。
「離婚するなら、私も娘とここを出る。あなたのご両親の面倒を見るつもりもない」
私ははっきりそう伝えました。そして、それ以上は話し合わず、その場で会話を終わらせました。
その後、夫は義両親に離婚の話をしたようでした。次の日、義両親から離婚について尋ねられたため、私は「娘を連れてこの家を出るつもりです」と伝えました。
すると、急に慌て出した義両親。それまで私に嫌みばかり言っていたというのに、突然態度を変えて「ここにいてほしい」「孫とも離れたくない」と引き留めてきたのです。
夫だけでなく、私と娘までいなくなれば、これまでの生活が大きく変わってしまうと思ったのかもしれません。しかし、今さらやさしくされても、それまで受けてきた仕打ちがなくなるわけではありません。
離婚後に知った夫と不倫相手のその後
その後、娘を連れて実家へ戻った私。離婚に向けて話を進める中で、夫とその女性がすでに不倫関係にあったこともわかりました。
弁護士を通して夫側と話し合いを進め、最終的には離婚が成立。養育費について取り決めをおこない、夫と不倫相手から慰謝料を受け取ることで決着しました。
離婚後に知ったのですが、不倫相手は夫と同じ会社で働いていた女性だったそう。2人の関係は職場でも知られるようになり、周囲との関係にも影響が出た結果、それぞれ会社を辞めたと聞きました。
また、私と娘が出て行ったあと、夫は義両親に「一緒に暮らしてほしい」と頼み込まれていたようです。しかし、不倫相手は義両親との同居を望まなかったとのこと。
新しい生活をめぐって2人の意見が合わなくなり、やがて関係そのものもうまくいかなくなったそうです。結局、2人は別れたと人づてに聞きました。
一方、実家で娘と暮らす私は、両親に支えられながら少しずつ穏やかな日々を取り戻していました。ある日、娘から「ママ、前より明るくなったね!」と言われたときは、胸がいっぱいになりました。
自分では気づかないうちに、義両親や夫との生活でずっと気を張っていたのだと思います。
数年間、窮屈な思いをしながら暮らしてきましたが、離婚したことでようやく自分らしい生活を取り戻せました。
自分は不倫相手との新生活を楽しむつもりで、離婚する妻に親の世話を押し付けようとした夫。その身勝手な要求を受け入れず、娘と一緒に家を出る決断をして本当によかったと思っています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。