取引先の懇親会でひどい待遇を受けた僕
僕はとあるゲーム開発会社の社長をしています。あるとき、ゲームの企画・販売をおこなう取引先企業の懇親会に参加したら……。
取引先の懇親会へ
僕は数年前に独立し、ゲーム開発会社を立ち上げました。ある日、ゲームの企画・販売をおこなう取引先A社から「懇親会があるため必ず参加してほしい」との連絡が。
A社は普段から「低コストで技術の高いゲームを作れ」「早く納品しろ」と無理難題を押し付けてくることがあります。しかし付き合いも大切なため、なんとか予定を調整して参加しました。
わが社だけ食事が違う!
懇親会当日、僕は社員数名とホテルの会場へ。しかし僕たちが案内されたテーブルには、簡単な酒のつまみしか用意されていなかったのです。ほかのテーブルには高級なお肉や海鮮が並んでいるのに、わが社だけ明らかに違います。あぜんとしていると、A社の担当者がやってきました。
「御社には特別メニューを用意しました。もう少しこちらの期待に応えていただければ、来年はみなさんと同じ料理にできると思いますよ」
そう言い放ち、去っていった担当者。僕は頭にきましたが、「僕の感情で仕事を断ったら社員たちに迷惑をかける」と思い、黙っていました。
すると、A社と同じくゲームの企画・販売をおこなう企業、B社の社長が僕の元へ。B社はA社よりも規模が小さいものの、急成長を遂げている会社です。
「先ほどの会話が耳に入ってしまい……。A社さんはひどいですね。御社の技術力は業界でも評判です。今度ゆっくりお話ししたいので、名刺を交換してもらえませんか?」
僕は「ありがとうございます!」と名刺を交換。懇親会を終えて帰宅したのでした。
社員の前で宣言!
一晩中A社とのことを考えた僕は、翌日、全社員の前で宣言しました。
「A社との取引は終了しようと思う。仕事が減ってしまうのは申し訳ないが、これ以上、A社の無理難題に従うことはできない」
ブーイングを覚悟していましたが、反応は真逆。みんな「私たちはその言葉を待っていました!」「前から取引は終了していいと思っていたんですよ!」など大喜びしてくれたのです。
そして僕は、さっそくA社の担当者に電話。今後の取引を終了したいこと、進行中の仕事については責任を持って対応することを伝えました。
すると担当者は、「わかりました。ですが、うちとの取引がなくなっても本当に大丈夫なんですか?」と、最後までこちらを見下すような口ぶりでした。
新しい取引先を探そうとパソコンを開くと、タイミングよく、B社の社長から打ち合わせの日程調整のメールが届いていました。僕はすぐに返信し、「うちの技術をアピールしよう!」とプレゼンの準備を始めました。
B社との取引を開始!その後、A社の末路は…
そしてB社との打ち合わせ当日。会議室に通された僕は、さっそくプレゼンを開始しようとしたのですが……。
「実は以前から御社の技術力に注目していたんです。A社さんとのお付き合いもあるとは思いますが、ぜひ一度、一緒にゲームを作っていただけませんか?」
なんとB社の社長のほうから、取引の提案をされたのです!
僕は勢いよく「よろしくお願いします!」と返事をし、B社と共同でゲームを作ることになったのでした。
それから数カ月後、B社と共同で開発したゲームがついに発売。売れ行きは好調で、順調な滑り出しとなりました。
一方、A社は下請けに無理難題を押し付けてきたつけが回ってきたのか、ほかの協力会社からも次々と取引終了を告げられたそう。しばらくして、わが社に「取引を再開させてほしい。条件も改善する」との連絡がありました。
しかし僕は社員たちと相談したうえで、「A社との契約は再開させない」と決めたのでした。
これからはB社と一緒によりおもしろいゲームを作り、人々を楽しませていきたいです!
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
◇ ◇ ◇
さて、続いてご紹介するのは、部下のお祝いで高級レストランを訪れた男性の体験談です。食事を楽しんでいたところ、久しぶりに再会した高校時代の同級生から、嫌みを言われてしまい……。
「支払い大丈夫かよ?」高級レストランで見下してきた同級生

僕は外食チェーン企業の本社で営業の仕事をしています。ある日、部下のC子さんが初めて受注を取ってきたため、お祝いに食事をご馳走することにしたのですが……。
部下と一緒にレストランへ
C子さんの初受注がうれしくて、僕はお祝いの席に人気の高級レストランを選びました。
「今日は僕がご馳走するから」と伝えると、C子さんは笑顔で「ありがとうございます! ここのレストランは本当においしいんですよ」と返してくれました。
料理も運ばれ、楽しく食事を始めようとしたところ、僕たちのテーブルに見覚えのあるウェイターが近づいてきました。
性悪な同級生とばったり
「あれ、懐かしいな!」と声をかけてきたのは、高校時代の同級生・D男。彼は昔から僕をバカにしてくる人物で、卒業後は距離を置いていました。
僕が「ひ、久しぶりだね……」と返すと、D男はニヤニヤしながら「まさかお前が客として来てくれるようになるとは思わなかったなぁ~」と言いました。
C子さんから「こちらは?」と尋ねられ、僕は「高校の同級生で、D男っていうんだ」と紹介。するとD男は得意げに自己紹介を始めました。
「この店でチーフウェイターをしています!」
さらに僕のほうを向き、「うちの店は高級店だけど、お前、支払いとか大丈夫なの?」とひと言。「連れの女性が美人だから、格好つけてムリしてないかなって」と、笑いながら続けたのです。
C子さん「父に連絡します」
僕が「ご心配なく。支払いは問題ないよ」と冷静に返すと、D男は「へえー、昔は地味で目立たなかったお前が、ここで食事できるほどになったんだな」と、さらに見下してきました。
さすがに言い返そうとしたそのとき、C子さんが立ち上がり、D男に向かって言ったのです。
「さっきから聞いていれば、お客さんに対して失礼すぎませんか? こんな従業員がいるなんて知りませんでした。父に連絡します」
突然の言葉にD男は「え? 父って?」と困惑。そこで僕は、C子さんのお父さんがこのレストランのオーナーであることを伝えました。
実は、今回の予約はC子さんがお父さんに相談して、席を確保してもらっていたのです。
C子さんがその場でお父さんに電話をかけると、D男は顔を引きつらせ、「し、失礼しました……」と謝ってキッチンへ戻っていきました。
D男の末路は…
その後、D男はオーナーと店長から厳重注意を受け、チーフウェイターの役職を外されたそうです。
一方、僕とC子さんは「またこのお店でお祝いができるよう、仕事を頑張ろう!」と気合を入れ直しました。これからも仲間たちと一緒に、仕事に励んでいきたいと思います。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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せっかくの食事の時間に、心ない言葉をかけられてしまった男性たち。そんな中、理不尽な言動を見過ごさず、味方になってくれる人がいたのは救いでしたね。
取引先とのやり取りでも、お客さまへの接客でも、相手を尊重する姿勢は欠かせません。人を見下す言動が、結果的に自らの信用を損なってしまうこともあります。立場にかかわらず、誰に対しても誠実に接したいものですね。
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