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「生理」を伝えづらい⇒魔法の言葉で彼から驚きの言葉が!【体験談】

「生理」を別の呼び名に変えることでお互い気まずい思いをすることなく、パートナーに「生理」について理解してもらえるようになりました。生理に関する体験談マンガです。

交際を始めた当時、私は20代後半、夫は30代前半。今の若い人はそんなことないのかもしれませんが「生理」というワードはパンチがありすぎて、私にとっては人前では話せない、パートナーにも言いにくいものでした。

 

「生理」と言うのが地味にストレス…

特に相手は年上の男性、デートなら生理期間を避けることができましたが、同棲を始めて間もなくこの問題にぶち当たりました。

 

生理前、どうしてもイライラしてしまう。実際に生理がきたら、おなかも痛くて仕事以外は頑張れない状態に……。「今生理前でイライラしてしまってごめんね」「今日は生理痛でつらくて」「生理中でちょっとトイレ長くなるから、入りたかったら先にどうぞ」。ささいなことですが、なにかにつけて「生理」「生理」と口にするのは地味にストレスでした。

 

そんな気持ちで数カ月経験し、あるとき無意識に「やだなー、もうすぐ“ブルーウィーク”だなぁ」と口走りました。もちろん彼に「何それ?」とすぐに突っ込まれました。

 

私も聞かれてから「なんだろう? 生理前から生理が終わるまでさ、気持ちも落ち込むし血の心配したりさぁ、なにかとブルー(憂うつ)じゃん? だから“ブルーウィーク”かな?」

 

すると彼に「それ、いいね!」と予想外の反応をされまさした。最初は「いいね!」の意味がわからずネーミングセンスを褒めたのかなくらいに思っていましたが、次の月にいいね!の真相がわかりました。

 

彼から、思いもよらない言葉が…!

こんなやりとりなんて忘れたころ、彼から「もうすぐブルーウィークじゃないっけ?」と言われたのです。ビックリしたのと同時に、なんというか2人の間の壁がまた1つなくなったような、なんとも言えない感覚でした。生理はこちらから伝えるものだと思い込んでいたのもあるかと思います。まさか彼のほうからそんなふうに言ってくれるなんて想像したことがなかったのです。

 

今になってみると、当時の私は生理に対して負の感情しかありませんでした。30代になって「普通に生理があること」がどんなに恵まれていたのか、よく理解しています。それをふまえたうえで、ワードの置き換えをしてよかったなと思います。

 

私たちは言葉で言いづらい「生理」を、「ブルーウィーク」に置き換えただけで、その期間の意思疎通がしやすくなりました。とにかく期間中は「ブルーウィークで○○」「ブルーウィーク用品買ってくる」と言葉が飛び交っています。これは「生理」だったら起こらなかった現象かなと思います。

 

将来的息子たちに彼女ができたら、この魔法の言葉で彼女に寄り添えるやさしい子になってほしい。その前に「生理」という言葉がもっとハードルの低い言葉になるといいなと願いもこめて。

 

 

原案/鎌田まりさん

作画/やましたともこ

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