数カ月ぶりに帰宅した多恵子さんを迎えたのは、息子の律郎でした。まだ自分の居場所があったことに安堵し、律郎が淹れてくれたコーヒーを飲みながら、家出に至った理由を打ち明けます。
「そろそろママ業を引退したい」と本音を伝えると、律郎はママがいない間に家事を覚え、ひとり暮らしに向けて就職活動を進めていることを報告。姉の萌香も同棲を始め、自立に向けて歩み出しているようです。
さらに律郎は、夫の世話まで背負う必要はないと多恵子さんに伝えます。子どもたちの成長と息子の思いやりに触れ、多恵子さんは思わず涙を流して……。
久しぶりに再会した妻と夫……しかし!












帰宅したパパは、食事のいい香りに大喜び。律郎の料理の腕が上がったのかと感心しますが、実は多恵子さんが帰ってきていたことを知り、驚きます。
律郎は友達と食事をすると言って出かけ、夫婦は数カ月ぶりに2人きりに。しかしパパは、突然家を出て迷惑をかけたことを反省しているのかと、多恵子さんを責め始めます。
その言葉に、多恵子さんは「本当あなたってそういう人だよね」と失望。せっかく家族と向き合おうと戻ってきたものの、夫の態度は以前と変わらないようです。
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突然家族がいなくなれば、心配や怒りを感じるのも無理はありませんよね。けれど、久しぶりに顔を合わせたとき、真っ先に責める言葉をぶつけてしまうと、相手はますます本音を話しづらくなってしまうかもしれません。
自分がどれだけ困ったかを伝えることも大切ですが、それと同じくらい、相手がなぜ家を出るほど苦しくなっていたのかを聞くことも必要ではないでしょうか。夫婦のすれ違いを解消するには、どちらか一方が謝るだけでは足りないこともあります。自分の言い分を伝える前に、まず相手の話に耳を傾ける余裕を持ちたいですね。
紙屋束実