義母に苦手な食べ物を伝えると…
断る勇気もなく義母の後をついていった私。そこでは、義父母と同居している義兄夫婦が仏壇を掃除している最中でした。夫は義父に頼まれ、親戚をもてなすための飲み物などを買いに出かけ……。勝手がわからない私は、なるべく邪魔にならないようなお手伝いをすることに。その間、義母からはご先祖様や親戚の集まりのしきたりについてあれこれ説明されて、正直、少し疲れてしまいました。
無事に準備ができたところで、次は夕飯の支度です。義母は私に苦手な食材はないか? と尋ねました。
「実は海鮮があまり食べられなくて……」と私が話し始めると、最後まで話を聞かず、義母は「あら! あらあらあらあらぁ~! そうなの?!」と言ってその場を去りました。
なんだか誤解されているような気がしましたが、義母に確認する勇気もなく……。その後は、義母に頼まれた用事をこなしているうちに、あっという間に夕食の時間になりました。
海鮮料理を食べ始めると…!?
そして夕食の時間。買い出しから戻った夫も席に着きました。テーブルの上にはたくさんの料理が並んでいますが、そのほとんどが海鮮料理! 呆然とする私を見た義母は、心なしか楽しそうに見えました。
「これが俗にいう嫁いびり!?」そんなことが頭をよぎりましたが、私は「どれもこれもおいしそう!! いただきま〜す!」と、目の前に並ぶお料理を次々と食べていきました。
私がお料理をどんどん食べているのを、あ然と見ていたのは義母です。私はニヤリと笑って話を続けました。
「お義母さん、さっき私に苦手なものは何? って聞きましたよね? 私、海鮮系があまり食べられないって答えたはずですが、ここにあるお料理は海鮮ばかりです。どうしてですか?」
義母の意地悪が裏目に!?
苦手だと言ったはずの海鮮をバクバク食べる嫁を見て、呆気に取られている義母。私の問いにも答えることができません。私は種明かしをすることにしました。
「お義母さん、さっき私が話している途中でキッチンに行ってしまいましたよね? 私が『海鮮があまり食べられない』と言ったのは、山間部に住んでいるので、海鮮は高価でなかなか食べる機会がないという意味だったんです。実は大好物なんですよ!」
「母さん、人の話を最後まで聞かないから! 一本取られたな! 嫁いびりなんてもうやめにしろ」と言ったのは義父。すると、夫も「母さん、もう二度と俺の妻にこんな意地悪をしないでくれ」と義母に伝えてくれました。義母の意地悪に困っていた兄嫁は、いい気味! と言わんばかりに笑っていました。
親族から予想外の反応が!?
海が近い夫の実家。海鮮はどれも絶品でした。普段なかなか食べられない海鮮をたらふく食べて大満足です!
義母とのひと幕を見ていた親族からは「おもしろい嫁だ」と一目置かれ、親族との食事も大満喫した私。帰るころには義母はすっかりおとなしくなっていたのでした。次の親戚の集まりも楽しみです。
◇ ◇ ◇
今回は義母の意地悪が裏目に出ましたが、そもそも相手を困らせたり、嫌がらせをしたりする行為は、決して許されるものではありませんよね。また、相手の話を最後まで聞かず、思い込みで行動すると、思わぬ誤解やトラブルにつながることも。どのような関係であっても、相手の気持ちを思いやり、尊重する姿勢を大切にしたいですね。
【取材時期:2026年10月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。