長男と次男を同じように育てているつもりでも、忙しさにかまけて次男に関してのうっかりが多い私……。意外なものに助けられてなんとか事なきを得ましたが、成長の記録をちゃんとメモしておけばよかった!と感じた体験談です。
大雑把な性格の私…
子どものころから「よく言えば大らか、悪く言えば大雑把」と言われていた私。日記を書き続けられたこともなければ、手帳を使い切れた試しもありませんでした。それでも長男を出産してからは、初めての育児ということもあり、こまめに記録をとっていました。
ミルクの時間や量、排せつの回数、身長に体重など、今見返してみても気を張っていたんだなあと思います。歩き出すのが遅かった長男が初めて歩いた日の日記には、うれしすぎて文字がぐちゃくちゃになっているのも、今となってはいい思い出です。
次男誕生! 手が2本じゃ足りない!
長男が1歳10カ月のとき次男が生まれると、もう毎日がてんやわんや! 動きたい盛りの長男との散歩と次男のお世話と家事でアッという間に1日が終わってしまう日が続きました。そんななかでも、長男がお友だちとうまく遊べるようになったり、なかなか増えなかった次男の体重がようやく増え始めたりと、子どもの成長に幸せを感じてホッコリ。
毎日2人の写真を撮っては夫や祖父母に送ったりはしていましたが、長男のときのように紙に記録する体力と気力は残っていませんでした。
健康診査票を書きながら、あれ…?
次男も自分で歩くことができるようになり、両手が空くようになったある日。次男の1歳児健診でのこと……。新生児の時期は頻繁にあった健診も、半年を超えると頻度が減ってきます。自宅で久しぶりに健診票を書いていると、「ひとりで歩き始めた時期はいつですか?」という項目がありました。えっと……あれ? 思い出せない!?
次男は歩き始めたのが早く、1歳ではすでに走れるほどでした。「長男より早いね」と家族で次男の成長を喜びながら、長男のときのことを振り返ったのは憶えているのですが、それがいつだったのかまったく思い出せません。結局、スマホのカメラロールを見て、いつから次男が歩いているかを割り出す始末でした。
自分の大雑把さを悔いるとともに、次男に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。それからも、1歳半健診や、3歳児健診、幼稚園の未就園児教室の申込書にも同じ項目があり、そのたびに「思い出や成長はきちんと記録しよう」と感じています。
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イラスト/sawawa
監修/助産師REIKO
著者:田丸あかね
現在、小学校1年生と幼稚園年中の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。