喧嘩になることも
夫はひとりっ子で育ったことを非常に満足していました。そのため、「今いる長男を大切に育てよう」と提案。一方で私は兄妹がいます。特に妹とは大人になってからも仲が良く、「この子にもきょうだいがいたほうが良いのでは?」という意見。
はじめはお互いの意見をゆずらず、喧嘩になることもしばしば……。特に夫は、2人目の話になると不機嫌になることが多くなりました。私も経済的な面も考えると、「夫がひとりっ子が良いというなら、無理に2人目を作らず、従ったほうが良いのかな?」と思うように。
改めて話し合いを
しかし、長男が2歳になるころ、私のなかで「赤ちゃんをもう一度抱きたい!」という気持ちがあふれ、同時に「このまま夫ときちんと話し合いをせずにいて良いのだろうか?」と強く感じたのです。いつまでも、モヤモヤした気持ちのままでいては、将来後悔してしまうと思った私。
そこで、夫に改めて2人目をどうするか話し合いたいことを伝えました。その際に、2人目の経済的な負担や家事の役割分担などもわかりやすく説明しました。何より一番に訴えたのが、私の気持ちでした。すると、夫も真剣に2人目について考えてくれるようになりました。
わが家の出した結論
しかし、夫の希望はひとりっ子でいいということは変わりませんでした。それでも、私の気持ちを尊重してくれた結果として、「2人目妊活の期間を決める」ことになりました。期間内に妊娠しなければ諦める、という結論を夫婦で出したのです。その後、期間内に次男を身ごもって無事に出産しました。
もし、納得しないまま夫の意見だけで、「ひとりっ子」と決められていたら、私はずっとモヤモヤを抱えたまま生きていくことになったと思います。夫がきちんと向き合ってくれ2人で話し合えたので、仮に2人目ができなかったとしても私は納得できました。
ひとりっ子希望だった夫でしたが、次男も長男同様にとてもかわいがってくれています。「子どもの人数」という妥協が難しく正解のない問題では、わが家の場合「期間を決める」という結論がお互いに納得しやすかったのです。また、改めて話し合いの大切さを感じた出来事でした。
著者:竹内優実/30代女性・主婦。6歳と3歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
作画:ライコミ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています