生後1カ月になると体も少しふっくらとしたり、表情にも変化が出てくるなど日々の成長を一段と感じるようになるころ。でも、うちの子の成長ってどうなの? このしぐさってみんなするの? と気になってしまうことも。そこで、月齢別に赤ちゃんの様子やしぐさをまとめてみました。今回は1カ月ちゃんの様子です。
1カ月ちゃんってどんな感じ?
まだ昼夜の区別はついていませんが、起きている時間が長くなってきます。手や足をバタバタと動かしたり、30cmくらいの距離にあるものを見つめたりするように。首はまだすわっていませんが、顔を左右に動かせるようになり、うつぶせにすると顔を少し横に向けたりできる子も。また、表情も少し出始め、早い子ではママがあやしたりすると微笑む社会的微笑も見られたり、泣き方も要求によって違ってくることもあります。
この時期特有のしぐさ&行動って?
動画で見られた1カ月ちゃんたちのしぐさや行動を解説します。
「新生児微笑」微笑んでいるよう顔の表情が動くことを言います。生理的微笑とも呼ばれます。
「社会的微笑」あやされたりしてうれしいときや、人の顔を見て笑いかけます。多くは2、3カ月ごろから見られます。
「指しゃぶり」自分の手に興味を持ち、口に入れて確認しようとします。指でなくこぶしをしゃぶる赤ちゃんも。
「黄昏泣き」コリックとも呼ばれ、3、4カ月ごろ、夕方になると大泣きをする赤ちゃんが見られます。早い子は1カ月で始まることも。原因は解明されていませんが、5〜6カ月ごろには自然になくなっていくと言われています。
「固視(こし)」目の筋肉も発達してきて、目の前のものをじーっと見つめたり、目の前で動くものを目で追うことも。ただし、この時期はまだほんの少しです。
このころから、赤ちゃんの成長・発達に少しずつ個人差が出てきます。他の子と比べてうちの子はまだしない、と思っても焦る必要はありません。赤ちゃんのご機嫌の良いときにうつぶせにして、ママが前から声をかけるなど遊んであげる「うつぶせ遊び」を楽しんだり、たくさん抱っこや声かけをしたりしてコミュニケーションを楽しんでくださいね。