2月生まれのわが子。4月から一緒に幼稚園で過ごすお友だちの月齢を考えると、早生まれのわが子のことが心配になります。月齢を考えれば焦ることはないと言い聞かせ、わが子のことも自分のことも急かさないようにトイレトレーニングをマイペースですすめようと考えました。そこで今回は、わが家のマイペースなトイレトレーニングをご紹介します。
おむつ卒業のお友だちを見て焦る
幼稚園探しを始めた夏ごろから、トイレトレーニングが気になり出しました。きっかけは、幼稚園で準備されたオリエンテーションやイベントに参加した際、おむつが外れているお友だちがちらほら見受けられたことです。
なかには、3歳のお誕生日を迎えた日にピタリとおもらししなくなったという話も耳にしました。わが子は早生まれだから焦りたくないけれど、周りのお友だちが気になるというのが本音でした。
マイペースなトイレトレーニングを決意
私自身の誕生日は4月、同じ学年のお友だちと比べると誕生日が早かったため、2月生まれのわが子のことを考えると気がかりな面がありました。しかし、同じ学年でも月齢の違いを考えると、周りと比べず可能な範囲で好きなようにやらせてあげたいという気持ちも強くありました。
そして、“ひとりでトイレに行けない大人はいないのだから、いずれできるようになるはず”と焦らないトイレトレーニングを決意したのです。
入園前のトイレトレーニング
焦らないトイレトレーニングとはいえ、何もしないわけにはいかないと思い、わが子に「おしっこを教えてほしい」と伝えてみたのですが、うまくいきません。教えてくれないのでおむつを確認してみると、おしっこはもう済んだあと。
就寝前におまるでおしっこを促すと、だんだんとできるようになりました。しかし、まだまだおむつをしないで外出するということは考えられない状態。結局、パンツをはくに至らないまま、幼稚園に入園することになりました。
パンツをはいて思う存分おもらしを
わが子の本格的なトイレトレーニングは、幼稚園に入園してから始めました。幼稚園の先生に手助けしてもらいながらトレーニングを進めますが、わが子はパンツをはいた状態でのおもらしを繰り返します。わが子よりも浅い月齢なのに、おむつを卒業したお友だちを見たときには焦る気持ちが湧いてきてしまうこともありました。
ある日子どもが発した「おしっこするとやっぱり濡れちゃうね」というひと言で、もうそろそろだと確信。その後、おもらしが急激に減り、3歳4カ月で晴れておむつを卒業することができました。
わが子のトイレトレーニングを通して、子どもはおもらしの仕組みや不快感が理解できれば、おむつが外れることがわかりました。マイペースにトレーニングすると決めたことで、おもらしをした際に子どもを怒ることは一度もありませんでした。わが子の成長を感じながらトイレトレーニングできたことは、とても楽しい思い出になりました。
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イラスト/塩り
監修/助産師REIKO
著者:坂本ひろ子
自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。