※誤)検診⇒正)健診
初めてのつわりは食べつわりで体重増
数年間の不妊治療の末、やっと初めての妊娠。不妊治療のため、自然妊娠よりも早い時期に妊娠していることがわかっていました。そして妊娠3週目あたりから食べつわりが始まったのです。
おなかが空いているわけではないのに、なんだか気持ちが悪くなり、大好きなパンをひと口食べると治まり、気持ち悪くなるとまた食べるを繰り返す生活が続きました。気がつくと1カ月ほどで2kgも体重が増え、そうこうしているうちに流産がわかり、初めての妊娠はあっけなく終了してしまいました。
つわりで動けず食べられず寝てばかり
初めての妊娠から数年後、再度不妊治療で妊娠。前回の食べづわりの経験から、食べる量はほどほどにしなければいけないと考えていました。けれども2回目のつわりは、食べづわり、吐きづわり、においづわり、眠りづわりが一緒に起こるという恐ろしいものだったのです。
食べづわりを想定していた私にとっては、予想外の大変な出来事でした。食べづわりで食べた物を吐き、においで吐き、眠くて起きていられません。水も飲むことができず、口に入るのはスポーツドリンクだけ。最終的に、4カ月間程ほどスポーツドリンクを飲んで寝転がる生活が続きました。
ビタミン剤の注射でつわりが軽減
ひどいつわりで食事もまともにとっておらず、健診時も嘔吐用の袋を握りしめながら運転して病院へ向かうありさま。今思うとひどいつわりというものを知らず、「つわりは我慢するもの」ということしか頭にありませんでした。
けれどある日、思いきって病院で相談してみたところ、ビタミンの注射をしてみることを提案され、さっそく試してみることに。すると30分も経たずにつわりが軽減されていったのです。それから週に1回から2回のペースで注射を打ってもらうようになり、生活はかなりラクになっていきました。
私のつわりは今思い出しても症状がひどく、期間も長いものだったと思っています。けれども、つわりに対して我慢するものという思い込みがあったため、病院に相談するという簡単なことに気づくことができませんでした。妊娠中は体もメンタルも変化していきます。わからないこと、不安なことは専門の方に相談することが大切だと思いました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師 松田玲子
イラストレーター/山口がたこ
著者:坂本ひろ子
自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。