妊娠中はいろいろと不安になりがち。ただ、ものには限度があります。もともと心配性とはいえ、今考えるとちょっと行き過ぎた心配をしがちだった私。妊娠中のちょっと恥ずかしい、そんなエピソードを紹介します。
妊娠検査薬を大量消費
化学流産(※)後に授かった第二子。「また流産してしまうのではないか」「この間のようにだんだん検査薬の反応が薄くなってしまうかも」という不安から、産婦人科の初診まで毎日のように妊娠検査薬を使用してしまいました。
ただ、妊娠検査薬はわりと高額。何かいい方法がないかと探したところ、海外製の妊娠検査薬を見つけ、即入手しました。安価だったため、しばらくの間は気兼ねなく妊娠検査薬を大量消費する日々が続きました。
2週間に1回の健診じゃ足りない!
4週間に1回また、2週間に1回の健診間隔も、私にとっては不安の種の1つでした。胎動があるまでは「ちゃんと育っているの?」、胎動が始まっても「今日、いつもより動いていない気がする……」と、とにかく不安だらけ。
そのため、私はエコー外来や助産師外来など、通常の妊婦健診にプラスして、赤ちゃんの様子を確認してもらっていました。他院で健診を受けながら、4Dエコー外来だけ受診している妊婦さんもわりと多く、私と同じ思いなのかも……と感じました。
破水かも!? 陣痛かも!?
そんな数々の不安を乗り越え、出産間際までたどりついてからも心配のオンパレードでした。出産が近づくにつれ、おりものが増えたり、意図せずとも尿漏れが起きたりしますが、そのたびに破水かも……と不安になりました。健診時に破水かどうか、調べてもらったこともあります。
また、臨月には前駆陣痛に悩まされ、いつもより痛みの継続時間が長かったり、痛みが強かったりしたときは陣痛と勘違いして入院しかけたことも。今となっては笑い話です!
私の通院した産婦人科の医師は「妊娠中は過度なくらい心配性のほうがいい」が口グセでした。その言葉通りの妊娠生活を送っていましたが、ちょっと行き過ぎた心配だったかもしれません。
※化学流産:正式名称は、生化学的流産、生化学(的)妊娠など。血液中あるいは尿中hCG陽性のみで妊娠と診断されるものの、その後の超音波検査で胎嚢が確認されず、流産症状を伴うことなく月経様の出血がみられた状態。体外受精後の経過中に診断されることが多い。※参考:『系統看護学講座 専門分野Ⅱ 母性看護学各論 母性看護学2』(医学書院)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。
イラスト:sawawa
監修/助産師REIKO
著者:東 慶子
三児の母。育児のかたわら、アンガーマネジメントキッズインストラクターの資格を取得。自身の育児経験に生かすとともに、将来的には子ども向けの講座を開催したいと考えている。