もしかして私、異常かも!?意外と知らない「普通の生理」の見極め方

2020/05/06 18:55
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女性であれば誰でも訪れる生理ですが、期間や量を他人と比べることができないため「普通だと思っていたら異常だった!」なんていうことも。そこでこの記事では、専門家の先生に「普通の生理」の見極め方について聞いてみました。
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「普通の生理」の見極め方

 

女性であれば誰でも訪れる生理ですが、周期や期間、量などは人それぞれ。他人と比べることができないため、自分の生理が正常か異常かを知ることが難しく、「普通だと思っていたら異常だった!」なんていうことも。そこでこの記事では、専門家の先生に「普通の生理」の見極め方について聞いてみました。自分の生理は正常かどうか、一緒にチェックしてみましょう!

 

 

答えてくれたのは……
三鷹レディースクリニック院長 天神尚子(てんじんひさこ)先生

日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。
2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。

 

どうやって来る?生理のメカニズム

女性ホルモン分泌のしくみ

 

「月経(生理)は、脳と卵巣と子宮がお互いにうまく連絡を取り合うことで訪れます。最初に脳が指令を出すので、ちょっとしたストレスや過度なダイエット、環境の変化などで脳が疲れた状態になると、生理周期が遅れたり生理が来なかったりするんです」

 

生理周期とホルモンの変化

 

「生理までのプロセスは、まず脳の視床下部から脳下垂体(以下:下垂体)へ性腺刺激ホルモン放出ホルモンが分泌され、次に下垂体から卵巣に向かって卵胞刺激ホルモンが分泌されます。卵胞刺激ホルモンは卵胞を成長させ、そこからエストロゲン(卵胞ホルモン)が分泌されて子宮の内膜が厚くなってくるのです。※卵胞期

 

卵子を包んでいる卵胞が十分に成熟すると、今度は下垂体から排卵を促す黄体化ホルモンが分泌され、卵胞から卵子が排出されます。これが排卵です。※排卵期

 

排卵すると黄体化ホルモンはさらに残った卵胞を黄体という組織に変えて、そこから黄体ホルモン(プロゲステロン)が出てきます。それによって厚くなった子宮の内膜がさらにふわふわになって、受精卵を受け入れるのに良い状態へと作られていくのです。※黄体期

 

そこで妊娠しなければ、ふわふわになった内膜は要らなくなって全部剝がれ落ちます。それが生理というわけです。※月経期(生理)

 

生理の周期は何日空くと異常なの?

「生理は大体24日~38日周期で来ると言われています。その期間から数日~1週間くらい遅れる程度だったらまだ様子を見て大丈夫。それに、毎月大幅に遅れるようなら注意が必要ですが、1回くらいならどうってことはないです。


また、黄体ホルモンの働きが悪いと生理が早まることもあります。早すぎると言えるのは、前回の生理から大体20日くらいですね。その場合、排卵していないことが多いです」


生理の期間は平均何日?

「出血の持続日数は3日~7日くらい。1日~2日だと短すぎるし、10日~2週間続くと長すぎます」

 

正常な経血の量とは?

「大体20~140mlといわれていますが、よく分からないですよね。目安としては、一番多い日で1日に2~3回ナプキンを替えるくらいで済む人は経血量が少ないと言えます。逆に経血量が多い人は、夜用ナプキンをしていても2~3時間くらいで漏れるとか、大きな塊がたくさん出るとかになると、明らかにおかしい。子宮筋腫などの病気の可能性も考えられます。


経血量というのは、人と比べられないし自分で判断がつかないから難しいんですよ。生理不順の人は月によって多かったり少なかったりするし、職場や学校の健康診断で貧血が出て初めて異常が発覚したというケースもあります。だからこそ、産婦人科の定期検診が大事なんです」

 

具体的にどうなったら受診すべき?

「今までは普通だったのに、ある時からいきなり量が多くなるというのは異常のサインです。一時的なものならあまり気にしなくても大丈夫ですが、それが毎月続くようであれば受診しましょう。


生理が少し遅れた月は子宮の内膜が厚くなって量が増えたりするけど、次も、その次も……と続くとちょっとおかしいです。
また、ナプキンがいらないほど少ないという人は、ホルモンがしっかり出ていない、ちゃんと排卵できていないなどの原因が考えられるので、受診が必要になります」

 

 

 

「普通の生理」の見極め方、いかがでしたでしょうか。生理は本当に人それぞれなので、自分では普通だと信じていても、じつは異常だったということもあるから怖いですね。こうして生理の平均値を知ることが、受診のきっかけになれば幸いです。

 

監修者

医師 天神尚子 先生

産婦人科 | 三鷹レディースクリニック院長


日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。


経歴

1981年 日本医科大学医学部卒業
1988年 米国ローレンスリバモア国立研究所 留学
1994年 日本医科大学 産婦人科学講師
1995年 東京都教職員互助会三楽病院 産婦人科科長
1995年 日本医科大学 産婦人科学客員講師
2004年 三鷹レディースクリニック開業

 

■所属学会

日本産婦人科学会
日本女性医学学会
日本生殖医学会
日本産婦人科乳腺医学会

 

■メディア履歴

【雑誌】

妊婦さんの出産準備を応援する雑誌「Pre-mo(プレモ)」(主婦の友社発行)

「マタニティ」(学研プラス発行)

「妊すぐ」(リクルート発行) ほか多数

 

【テレビ・ラジオ】

NHK『ニュース シブ5時』でPMDD(月経前不快気分障害)セルフチェック!の取材

患者さんから先生へ感謝の手紙を紹介する番組『Letters~感謝の手紙~』(テレビ東京)

TBS『アッコにおまかせ!』で産後うつについてコメント 他

 

【その他メディア】

妊娠・出産・育児の情報サイト『ベビーカレンダー』監修者
生活総合情報サイトAll Aboutで産後ブルーについての記事執筆
妊娠・出産・育児に関する情報サイトgooベビーで診察室から 最近の診療現場で感じることの記事執筆



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