新型コロナウイルスに関する報道がされ始めたころ、多くの人が現在の状況を予想していなかったのではないでしょうか。全国の小中学校と高校、特別支援学校への臨時休校の要請から始まり、主要7都府県への緊急事態宣言、そして全国に緊急事態宣言が拡大され、またその期間が延長されようとしています。新型コロナウイルスの影響で、大きく生活が変わり、夫婦間の問題や子育てのこと、仕事に関してなどさまざまな悩みごとを抱えている方もいらっしゃるかと思います。厚生労働省は、「生活を支えるための支援のご案内」として、現在おこなわれている助成金や事業などについてまとめ、随時更新しています。今回はそのなかにある、相談窓口についていくつかご紹介します。
心の健康について相談したいとき
精神保健福祉センター等
精神保健福祉センターでは、保健師や精神保健福祉士などの専門職が、面接や電話などにより悩みの相談を受け付けています。精神保健福祉センターは、各都道府県(指定都市)に設置されています。
働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」
「こころの耳」は、こころの不調や不安に悩む働く方や、手助けをするご家族の方、職場のメンタルヘルス対策に取り組む事業者の方などの支援や、役立つ情報の提供を目的に作られた、働く人のメンタルヘルス・ポータルサイトです。職場のメンタルヘルスに関する情報提供や、産業カウンセラーなどが メールや電話で健康相談を受け付けています。
DVや子育ての悩みについて相談したいとき
DV相談ナビ
配偶者や恋人からの暴力(DV)に悩んでいることをどこに相談すればよいかわからないという方のために、全国共通の電話番号:0570-0-55210に電話をすると、発信地などの情報から最寄りの相談機関の窓口に電話が自動転送され、最寄りの相談窓口に相談できます。携帯電話やPHS、公衆電話からも利用できますが、相談は各機関の相談受付時間内に限られています。
児童相談所・児童相談所虐待対応ダイヤル
最寄りの児童相談所や児童相談所虐待対応ダイヤル「189(いち・はや・く)」では、子育ての悩み、虐待の相談などについて、電話相談を受け付けています。 児童相談所虐待対応ダイヤルは通話無料です。児童相談所には、児童相談所相談専用ダイヤル:0570-783-189(なやみ・いち・はや・く)もあり、こちらは有料となっています。
生きづらさを感じるなどのさまざまな悩みについて相談したいとき
よりそいホットライン等
よりそいホットラインでは、電話、FAX、チャットやSNSによる相談に専門の相談員が対応してくれます。悩みの内容は、暮らしの悩みごとやDV・性暴力などの相談、 外国語による相談をしたい方 など多岐にわたっています。まずは、0120-279-338(岩手県、宮城県、福島県からは、0120-279-226)に電話してください。
長引く自粛生活で、明らかにストレスフルな生活を送っている方もいれば知らず知らずのうちにストレスを蓄積させてしまっている方もいらっしゃると思います。思いもよらない悩みごとが出てきてしまったという方もいらっしゃるでしょう。小さな悩みごとでもひとりで抱え込まないことが大切です。誰かに話を聞いてもらうだけでも気持ちが軽くなるかもしれません。