本を読んで会陰切開の恐怖におびえる
初めての妊娠時、右も左もわからなかった私は、妊娠・出産向けの本を購入しました。出産に向けて勉強しようと本を読んでいると、「会陰切開」の文字が……。まさかの股を切るというショッキングな事実に恐怖を覚えました。痛いに決まっている! 痛くないわけがない! 切りたくない!という思いでいっぱいでした。
いざ出産。会陰切開しました!
そして出産当日のこと。陣痛を耐えるのに必死で、会陰切開どころではありませんでした。先生が「ちょっと切るからね」と声をかけてくれたのですが、もうどうでもいいから、この痛みから解放して!という思いでした。実際、切った瞬間なんてまったくわかりませんでした。産後に先生が会陰を縫合してくれているとき、縫合の痛みで初めて切ったことを実感したくらいでした。
会陰切開時より、産後のほうが痛かった…
夜間の出産だったため当日は病室でそのまま眠り、翌朝に赤ちゃんを見に新生児室へ行くことに。起き上がろうとベッドに座った瞬間、股に激痛が! 座るのも立つのも痛く、歩くのもやっと。数メートルの距離ですら、何分もかけて歩くほどでした。そして退院前日に抜糸があったのですが、これがものすごく痛かったです。「抜糸は痛くなかった」という声をよく聞いたのですが、私は激痛でした……。
本で会陰切開を知ったときは、切る瞬間が恐怖で仕方なかったのですが、実際は切ったことなんて気づきませんでした。ただ、麻酔が切れたあとは痛かったです。経産婦さんたちは、クッションの真ん中に穴が開いている「円座」というものを病院で使用していました。妊娠中に準備しておけばよかったと後悔しました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラスト/ののぱ
監修/助産師 松田玲子