外出時の味方、トイレのベビーチェア
わが子が1歳になったばかりのころ、近くのショッピングモールにお出かけしていたときのことです。「トイレに行きたいな~」と、いつものようにベビーチェア付きのトイレに入りました。
ショッピングモール内のトイレは広くてベビーチェアもついていて快適! 歩けるようになったばかりのわが子をベビーチェアに座らせ、安心して用を足していました。
ベビーチェアの高さとドアの鍵の位置が絶妙だった
すると、わが子がトイレのドアの鍵に手を伸ばしました。ベビーチェアに座らせると、すぐ手の届くところに鍵があるということを、そのときまで気付きませんでした。トイレ内も広々としているため手が届かず、阻止することもできません。
これはまずい……と嫌な予感をしながら、とにかく急いで用を足そうと必死の私。しかしその予感は的中し、用を足している最中にわが子が鍵をガチャッと開けてしまったのです。
まさかの事態に恥ずかしさMAX!
まだ便座に座った状態でドアが開いてしまい、扉の向こう側にいた人がびっくり!! 私は急いで立ち上がって扉を閉めましたが、時すでに遅しです。「ここをいじると開く」ということを発見したわが子はうれしくて、またやりたくて仕方ない様子。便利な設備だと思っていたベビーチェアが、恐怖の物品と化してしまいました。
その後もさまざまな場所のトイレに入りましたが、べビ―チェアと鍵の位置が近く、子どもの手が届いてしまうことがほとんどでした。そのため、自分の手で阻止できるくらいの狭いトイレにしか入れなくなりました。これはぜひ周知して、多くの施設に改善してもらいたいところです。
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イラスト/sawawa
監修/助産師 松田玲子