今年4月から小学校に入学する長女。注文していたランドセルが届き、入学式の服も準備万端!と思っていた矢先に新型コロナウイルスの影響で幼稚園が休園、卒園式も短縮になり、入学式も先行き不透明。「せっかくの入学式なのに、一体どうなるの?」と不安で振り回された日々をご紹介します。
4月になっても情報0で不安な日々
短縮になったとはいえ幼稚園の卒園式を終えることができ、ようやく一区切りと安心していたのですが、私が心配だったのは小学校の情報がまったく入ってこないことでした。長女関係のママ友はみんな新1年生が1人目という人ばかりで、小学生の子を持つママ友はいません。
小学校からは「変更があればホームページに載せます」と言われていましたが、それは新型コロナウイルスの感染拡大が始まる前の話。入学式は4月9日なのに、4月に入っても今後の予定が一切わからず、数時間おきに学校のホームページを見る日々が続きました。
緊急事態宣言で入学式が入学説明会に
緊急事態宣言が発令された4月7日に、小学校から入学式を見合わせて、同日に新入生も同伴できる「入学説明会」をおこなう旨が発表されました。
ただ、名前は変わったものの、内容は「時間を短縮した入学式」という印象で、「精一杯のお祝いムードでお待ちしています」というホームページの文章からは、「本当は入学式をやってあげたい」という先生方の気持ちが伝わり、私はあたたかな気持ちになりました。
前日夕方に入学説明会中止の連絡
新型コロナの騒動が始まってからは、中止になって長女が落ち込んでしまわないように、入学式のことはずっと話さないようにしていました。しかし入学説明会の前日になるとさすがに気が緩んでしまい、午前中に入学式用の靴を買いに行った際、つい長女に「明日は小学校だよ! 時間は短いけど先生とかお友達に会えるよ!」と言ってしまったのです。
しかし、16時ごろ学校のホームページを見ると、入学説明会中止のお知らせが書かれていました。新入生の同伴はできず、保護者1名だけに教科書などの配布と今後の説明がある旨が書いてありました。ショックを受けつつ、長女にも伝えると、長女はやっぱり落ち込んで、しばらく黙ってランドセルを撫でていました。
うれしかった「入学式」のパネル
本来なら入学式があるはずだった9日、小学校に向かっていると、着飾った親子の姿をたくさん見かけます。「今日参加できるのは保護者1名のはずなのに」と不思議に思っていると、校門横に「入学式」の立派なパネルが作られており、みんなパネルの横で写真を撮って、説明を受ける保護者以外は帰っているようでした。
私も在宅していた夫に頼み、長女に入学式の服を着せて、小学校に連れてきてもらいました。着飾って大きなランドセルを背負った長女は、「入学式」のパネルの横で笑顔を浮かべ、素敵な「入学式」の写真を撮ることができました。
短期間でころころ入学式の様式が変わり、長女も私も振り回され、憤りさえ覚えましたが、新1年生の門出を迎えた長女の笑顔を写真に収めることができて本当によかったです。「入学式」のパネルを含め、教室の飾り付けなど、ぎりぎりまで準備してくれた先生方には感謝の思いでいっぱいです。
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著者:岩崎はるか
2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院まで学んだ食についても執筆。