子どもが1歳のときから、時短勤務をしていた私。仕事と家庭の両立を目指して努力していたものの……。職場復帰をして業務に慣れてきたころ、耳を疑う上司の言葉に絶句……。やるせなさを感じつつ、わが身を振り返った体験談をご紹介します。
産休・育休を経て…緊張の職場復帰!
私は事務職に就いており、初めての妊娠を機に産休・育休を取得しました。職場復帰を迎え、未経験の部署への配属が決まり、より高まる緊張! 実際に業務が始まると、先輩ママや理解ある上司・同僚に支えられ、やりがいを感じながら勤めることができました。
しかし、復帰時期が冬だったこともあり、子どもが頻繁に発熱。夫や親族に頼りづらい環境のため、病児保育にお世話になることに。病児保育を利用する場合、遅刻となるため、より一層スピードを意識して業務に取り組みました。
子どもの発熱…奮闘する日々
職場復帰から数カ月が経ったころ、班リーダーに任命され、目標に向かってチームで取り組むことに。時短勤務中のため、日常業務と目標をこなす日々に必死! そんななか、子どもの発熱で休みをもらったり、病児保育を利用したりと、子どもにも部署に対しても申し訳なくなりました……。
しかし、上司や同僚からは温かい励ましの言葉をもらい、感謝の気持ちでいっぱいに。その分、通常時は遅れた分を取り戻そうと努力しました。
衝撃! 上司の発言に絶句…
業務に慣れてきたころ、新しい上司が着任。報・連・相をより意識しました。そのなかで、子どもの体調不良時には急を要する仕事を引き継ぎしたうえで、休みや遅刻をすると伝えました。すると「あなたのせいで、周りが残業してるんじゃないの?」と上司の回答。胸がざわつきました。
私は班リーダーとして宙に浮いた仕事については担当業務に則した担当割を決め、非効率な業務は改善または廃止するなど……不公平感を是正した業務整理をおこなったことを伝えましたが、チームの残業も把握するようにと言われ……。私は管理職ではないため、部署長に相談して事なきを得ました。
保育園デビュー時は子どもが1歳になりたてということもあり、頻繁に発熱をし、休むことも病児保育利用のために遅刻することも多々ありました。温かい言葉をかけてくれる人もいれば、心ないひと言を発する人もいて……。悔しい気持ちもありましたが、周りへの感謝を忘れず、コツコツ努力し自分自身も周りへ配慮することの大切さを感じました。
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イラスト/ののぱ
監修/助産師REIKO
著者:仲本まゆこ
自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。