私は長年不妊治療を受けており、今年の3月末にやっとの思いで無事妊娠することができました。助成金申請が期日の都合で4月中に申請する必要がありました。早急に市の保健所に来訪しようとした矢先の緊急事態宣言……。助成金の申請を諦めたくなかった私がどうしたのかをお伝えします。
緊急事態宣言は出ていないけれど…
当時、近隣の県には緊急事態宣言が発令されていましたが、私が住んでいる県はまだ発令されていませんでした。それでも妊娠初期ということもあり、より一層外出が不安な毎日を過ごしていました。買い物以外の外出はせず、ほとんどを家の中にこもる生活。
不妊治療は全額自費のため、負担を軽減するために助成金を申請する必要がありました。申請を受け付けるのは保健所。4月中に申請する必要があったため、書類が届き次第保健所へ行くつもりでいました。
来訪予定の保健所で感染者が!
4月半ばのある日、夕方に病院から必要書類が届きました。翌日には申請に行こうと思っていたのですが、往訪予定だった保健所で新型コロナウイルスの感染者が出たとのニュースが!
「もかしたら他にも感染している方がいるかも! 私まで感染してしまったら、やっと授かった赤ちゃんはどうなるの!? でも申請を諦めるわけにはいかない……」と一気に不安になりました。ただ、その日はすでに保健所の受付時間は終わっていたので、翌日電話をしてみることに。
郵送での申請許可が得られた!
翌朝、受付時間になると同時に保健所へ電話をかけました。保健所へ出向く以外の方法で不妊治療の助成金の申請に関する手続きをしたい旨を伝えたところ、郵送で構わないと回答を得られました。
実は前夜に夫へ相談したところ、「もし往訪しかないのなら万が一感染してしまうリスクがあるから、助成金の申請は諦めよう」と言われていたので、本当に助かりました!
新型コロナウイルスの感染者が出た翌日の問い合わせでしたが、保健所の方はスムーズな対応をしてくださり、本当に助かりました。手続きする書類のなかには、保健所から返送してもらう必要があるものもあり、職員の方はその分の手間がかかってしまうにも関わらず、快く承諾してくださって感謝の気持ちでいっぱいです。電話に対応してくださった方から、「妊娠おめでとうございます!」とお祝いの言葉をいただき、とても温かい気持ちになりました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じてお住いの地域の保健所や不妊治療に関する問い合わせ先に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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