生理中であることを男性に伝えるのって、結構気を遣いますよね。特にパートナーではない職場の男性や男友達には出来ることなら知られたくないけど、どうしても伝えなければならない場面もあります。そんな時、男性から返ってきた反応とは?20代〜40代の女性にアンケートを実施し、特に印象的だったリアクションについて聞いてみました。
※調査概要
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」のサービスを利用された方
調査期間:2020年5月30日~2020年6月4日
調査件数:3,412(有効回答数)
男性に生理を伝えることに抵抗がありますか?
男性に生理だと伝えるのは、相手がパートナーであれば当然のことですが、そうでない場合はどうでしょうか。男性に伝えることに抵抗があるかどうかを聞いてみたところ、「抵抗がない」と答えた人が59%、「抵抗がある」と答えた人が41%でした。昔に比べると男性の生理への理解が深まってきたとはいえ、やはりまだ抵抗があるという人も多いようです。
生理であることを伝えたくない理由は?
複数回答(※回答者数に対する割合のため、合計は100%を超えます)
「抵抗がある」と答えた人に理由を聞いてみたところ、「恥ずかしいから」が65%、「生理なんだと思いながら接されるのが嫌だから」が46%と、多数派の意見でした。女性特有のものである生理を身内以外の男性に知られることに、少なからず恥ずかしいという気持ちがあるようです。
■実際に伝えてみたら……
実際に生理であることを男性に伝えた時の反応について聞いてみると、ほとんどが「あっさりしていた」「普通の反応だった」という回答でした。こちらが思うほど男性側は気にしていないということでしょうか。
ただ、中にはビックリしてしまうような反応が返ってくるケースもあるようです。少数派ではありますが、特に印象的だった例をいくつかご紹介していきます。
こっちが反応に困るわ!
生理だと伝えたところ、謎のリアクションが返ってきたケース。こっちが反応に困るんですけど!
●無表情になられた。
●挙動不審になってどうしたらいいかわからない様子。
●上司に話をしたときに「あ……」と言われて気まずかった。
●ごめんと謝られた。
●ニヤケられた。
理解がないにもほどがある
生理というもの自体をまったく理解していない、もしくは間違った知識を押し付けてくるケース。悪気はないのかもしれないけど、イライラを助長させるんですよね。
●生理って止められるか?と聞かれた。
●「みんな同じなのに弱いんだね、辛くても頑張ってる人もいるのに…」「まだ辛いの?生理って〇日頃には軽くなるもんなんでしょ?」など他人と比較されたり、思い込みの知識で辛さを決めつけられたりしたのが悲しかったです。
●昔上司に「うちの奥さんは生理痛なんてないけどね」と言われた。
●生理はやく治るといいねといわれ衝撃的でした。(治る=病気のような認識をもっているようだった)
●生理だからイライラしていて面倒くさい女という扱いを上司から受ける。上司はさも「自分は女性の生態をよく分かっている」という感じで、「あ?生理か?(だから今日イライラしてるのね分かりましたよー苦笑)」という反応をされる。生理に対して理解があるわけではない。
デリカシー無さすぎ!
さすがにデリカシーが無さすぎてドン引きする答えが返ってきたケース。もう少し考えて発言してほしいですね。
●やっぱり!イライラしてるから、そうだと思った。と言われたこと。
●あれま、オムツしてるの(笑)?
●血が出るなんて怖いと言われた。(高校生時代の話)
こんな職場イヤだ!
職場の上司や同僚に伝えたところ、びっくりするような対応をされたケース。これは確実にモラハラ案件です!
●学生の頃、バイト(始めて一週間くらいだった)を休むと伝えたとき、そんなことくらいで?サボりたいだけじゃない?もう来なくていいよ、と言われた。そのまま辞めさせられた。
●生理は病気じゃないから仕事できるでしょ!
●仕事中に薬が切れて生理痛がひどくなった時に苦しそうにしていたら、「どうしたの?」と言われたので、「生理痛が酷くて、薬を飲んできてもいいですか?」と言ったら無視をされた。
●これが毎月あると困るよな、と上司が周りにボヤいてたようです。
●職場の人に恥ずかしくても一度生理でどうしてもしんどいから早退したい旨を伝えると、「毎月くるから慣れてるんじゃないの?」と辛さを理解してもらえなかったことです。
●上司に生理休暇を申請したら良くわからないと言ってただの病欠にされた。
昔の人って……。
そのまた昔、女性が生理を隠すことが当たり前だった頃に男性から受けた発言をいまだに忘れられない、という人もいるようです。
●体育の授業で公園をマラソン中に友人が生理痛で走れなくなり、先生(男性)にその旨を伝えたらそんなことくらいで休むなと言われていた。そして近くを散歩して一部始終をみていた老人が教師に説教していた。10数年前の話ではあるものの今だとさらに問題になりそうな教師の態度が忘れられない。
●中学の時、体育の男性教師がチビッ子だった私に「お前にも本当にあるのか」と人前でバカにしたのが忘れられない。
●中学生の頃、生理痛がとても重かったのだが、そんな私に対する父親の「そんなものくらい自分でどうにかできなくてどうする」という言葉がいまだに忘れられない。
惚れてまうやろ〜!
悪い事ばかりじゃない!そんな神対応されたらキュンとしてまうやろ〜!となったエピソードもたくさんありました。辛い時こそ、周りの優しさが沁みますね。
●お腹冷やすなよ!って言われてキュンってなりました(笑)。
●それは仕方ないよね、と優しくしていただけたときにはとても嬉しかったです。
●職場は男性も多いのですが、無理しないで座ってな、と優しく声をかけてくれます。本当にきつい日は早く帰らせてもらうことも。
●職場の男性に女の気持ち分からなくてゴメンねって謝られた。
●上司は気をつかってくれて無理せず仕事はできる範囲でと言ってくれました。
●大丈夫?大変な人もいるもんね。奥さんが…など、周りの人の話を交えて心配してくれた。
生理を伝えたことで嫌な気持ちにさせられることもあるのは事実ですが、集まった回答を見るとほとんどが優しく気遣ってくれたり、普通の反応だったりするようです。生理を隠すことで変な空気になるくらいなら、正直に言ってしまった方が良いのかもしれないですね。