もともとは、生理痛もなく、経血量も少ないほうだった私。でも、学生時代に、生理に変化が起こりました。そして、その変化はある病気の予兆だったのかもと、今となっては思います。もっと早く受診すればよかったと感じた私の症状をお話します。
急なドロッと経血に加え、かなりの大きさの血の塊が…
当時、13歳くらいだった私は、生理中に、家族と親族の家へ行きました。自宅を出てから時間も経っていたので、親族宅でトイレを借り、ナプキンを交換。ただ、そのときは、出血量はそこまでありませんでした。
その後、親族や家族としばらく談笑し、そろそろ帰ろうかなというときです。少しおなかが痛くなり、ゆっくり立ち上がると、突然、今までに感じたことのない感覚と感触がありました。ドロっと経血と血の塊です。
それまでもドロっと経血は何度も経験していましたが、いつもの何倍もの量が出たのは立ち上がった時点で分かりました。一気に大量の経血、しかも、まだ経血が止まっていない感じ。私は軽くパニックになり、すぐトイレに駆け込みました。やはり、ドロッと経血だけでなく、明らかに塊、それもかなりの大きさでした。
交換して1時間未満、しかも多い日用だったのに、ナプキンは経血でパンパン。吸収しきれずに漏れ、服の方まで染みていました。
始まった重い生理痛の日々。「受診すべき?」と悩んだけれど…
その日からです。毎回の生理では、経血量が多くなり、今までなかった生理痛も徐々に出始めました。さらに、生理が始まる10日前からお腹が痛くなるなど、生理痛は年々重くなっていきました。
血の塊が出る事もどんどん増え、内心、体のことが心配になっていました。ただ、生理の痛みや経血量は、ほかの人と比べにくいもの。「この症状で受診するべきなのかな…」と悩みつつ、結局、何年も経ってしまいました。
結婚・妊娠を考え始めてわかった、子宮摘出の危機
月日は経ち、重い生理痛などに付き合いながら成人し、結婚を意識するようになったころです。突然、ひどい生理痛で倒れ、救急車で病院に搬送されました。そこでわかったのは「子宮内膜症」。医師には「このままでは、妊娠できないだけでなく、子宮も摘出しないといけなくなる」と言われてしまったのです…。
その日から治療がスタート。幸い、まだ若かったということもあり、投薬治療を経て、妊娠、出産をすることが出来ました。でもそれは、運がよかっただけで、本来であれば妊娠することも無理だったのかもしれない…そう思うのです。
「子宮内膜症」の経過については、出産後しばらくしたら、再受診することになっているので気は抜けませんが、産後は生理痛がかなり軽くなりました。
「生理は周りと比べられないから…」「私はまだ軽い方だと思うから…」などと思いがちですが、鎮痛剤を飲まないと耐えられない生理痛があったり、血の塊などが多かったりしたら、受診すべきだったと思います。私のように、倒れてからでは手遅れになることもあるのではと思います。受診して、何もなければ、それは健康だということ。自分の未来を大切にするために、少しでも生理で不安なことがあるなら、受診することをおすすめしたいです。
「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。
文/髙嶋さんちのママ