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市販の卵豆腐や卵焼き、赤ちゃんはいつから食べられる?管理栄養士が回答

卵豆腐や卵焼き、赤ちゃんはいつから食べられるのでしょうか。市販品を食べるときの注意点、卵の目安、チェックポイントについて管理栄養士の富田チヤコ氏が解説します。

離乳食を食べる赤ちゃんのイメージ

 

卵豆腐や卵焼きは口当たりがなめらか。とくに卵豆腐は冷蔵庫で冷やしたものがおいしい季節ですね。「こんなにやわらかいんだから、赤ちゃんだって大丈夫」と思いがちですが、卵が入っているため食べさせる時期と量には注意が必要です。とくに市販されているものは、表示などをチェックする必要があります。

 

卵豆腐や卵焼きは食べられる?

ぷるんとしたなめらかな口当たりの卵豆腐、そしてやわらかな食感の卵焼き。どちらも、卵が使われている料理です。卵は、赤ちゃんの離乳食の進み具体によって食べられる量が違います。赤ちゃんが卵黄と卵白の両方を食べられるのか、また、どれぐらいの量の卵を食べられる時期なのか、離乳食の進み具合と赤ちゃんの発達を見ながら判断しましょう。

 

いつから食べられるの?

卵アレルギーのない赤ちゃんの場合は、しっかり卵黄と卵白に火が通ったものなら生後9〜11カ月ごろ(離乳食後期)から食べることができます。はじめは手作りした卵豆腐や卵焼きから始めましょう。

 

市販品を食べるときの注意点

1:赤ちゃんが食べることができる卵の量をチェック!

赤ちゃんの発達の時期によって、食べられる卵の量が違います。まず赤ちゃんがどのくらいの量の卵を食べることができるのかを必ずチェックしてから、卵豆腐と卵焼きを食べさせる量を決めましょう。

 

【食べられる卵の目安】

生後5〜6カ月(離乳食初期):固ゆでした卵黄をすり潰して耳かき1杯程度から

生後7〜8カ月(離乳食中期):卵黄1さじ〜1個、全卵1/3個

生後9〜11カ月(離乳食後期):全卵1/2個

1歳〜1歳6カ月(離乳食完了期):全卵1/2〜2/3個

 

2:市販の卵豆腐や卵焼きは表示をよく見ること

市販されている卵豆腐や卵焼きは、卵の加熱状態がわかりません。また、大人がおいしいと感じる卵豆腐や卵焼きには、塩分や糖分がたっぷり含まれている可能性があります。市販されているものを食べさせるときは、できれば1歳を過ぎてから。原材料名を見て何が入っているのかを確認してから、食べさせるようにしましょう。

 

3:市販の卵豆腐や卵焼きは、はちみつが含まれていないものを

市販されている卵豆腐や卵焼きには、はちみつが使われているものもあります。はちみつにはボツリヌス菌が混入している可能性があるため、1歳未満の赤ちゃんに食べさせてはいけない食品です。市販の卵豆腐や卵焼きを食べさせる場合は、原材料の表示を見て、はちみつが入っていないかを必ず確認しましょう。

 

 

初めての食べ物は、必ず赤ちゃんの体調のいいときに少し食べさせ、赤ちゃんの体調を観察することが大切です。赤ちゃんの離乳食の進み具合に合わせながら、ゆっくりと量を増やしていきましょう。


管理栄養士で一男一女の母。大学卒業後、専業主婦時代に離乳食作りから食の重要性に気付き、管理栄養士・フードコーディネーター・消費生活コンサルタントの資格を取得。書籍や女性誌の栄養監修など、主に健康と食のジャンルを中心にフードライターとして活動中。

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