陣痛の痛みから緊急帝王切開へ
出産予定日よりずっと早く、妊娠33週4日で来てしまった陣痛。破水もしておらず心の準備はできていませんでしたが、いざ始まってしまったらやるしかない!という思いで陣痛の痛みに耐えていました。痛み逃しがうまくできずに吐いてしまったり、かなりつらかったのを覚えています。
いよいよ子宮口も全開大に近づいてきたときに、いきなり感染症の疑いがあるとのことで緊急帝王切開へ。出産後の検査で感染症ではないとわかったのですが、このときはこの陣痛の痛みから逃げられるならなんでもいい! 早くおなかを切ってくれ!なんて思っていました。
緊急帝王切開後に予想外の痛みが…
緊急帝王切開後は、終わった……!という達成感と陣痛から逃げられた安心感しかありませんでした。「術後は少し痛むからね」という助産師さんからの話も、あの陣痛を耐えられたんだから大丈夫かなと呑気に考えていた私。しかし、麻酔が切れてくると、おなかを切った痛みとは別の痛みも襲ってきて困惑していました。
どんどん強まる痛み
麻酔が完全に切れてどんどん強まる痛み。後陣痛について、妊娠が進むにつれて大きくなった子宮が妊娠前の大きさに戻るために収縮することで痛みがくると助産師さんからは聞いていたものの、ここまで痛いとは予想外でした。痛み止めを打ってもらいましたが、次に痛み止めを打てる時間前には、また強い痛みが……。
この痛みが3日は続き、少し弱まってきたものの6日目まで続きました。母乳をあげるときは、子宮が収縮するからなのか耐えがたい痛みが襲ってきましたが、かわいい赤ちゃんを見てなんとか耐えた!という感じでした。
出産回数を重ねるにつれて
1人目の出産でもとても痛かった後陣痛。しかし1人目の後陣痛なんてまだまだだったと思い知ったのは、2人目の出産時でした。3人目になるとそれより遥かに痛みが強く、よく助産師さんに弱音をはいていました。
とはいえ2人目、3人目ともなると痛み止めの効き方や時間もわかっていたので、なんとか後陣痛の痛みを耐えられた気がします。
出産に対する勉強不足だったこともあり、知らなかった後陣痛。帝王切開後の傷の痛みもあったため、壮絶な痛みを体験しました。出産時や産後の痛みに耐えて、なんとなく母は強しという言葉に近づけたかな?と思いました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師 松田玲子
著者:三上美咲
3人の未就学児年子の母。営業職でほぼ不在の夫と5人暮らし。育児をはじめとするさまざまなジャンルについてライターとして活動中。育児については主に自身の体験談を元に執筆している。