おもちゃはわかりやすく片づける
私がおもちゃの片づけを早めに息子に教えたいと思ったきっかけは、私自身が少しでもラクしたい!と思ったからです。息子が遊んだあとのおもちゃを1日に何度も片づけるのって結構大変……。息子が自分で片づけるようになれば、部屋もすっきりするし、そのちょっとの時間を他のことに回せるかもと思ったのです。
そこで片づけを教えるにあたって、おもちゃは子どもでもひと目でわかりやすいように、種類ごとに分類して箱に収納しました。例えば、ぬいぐるみ、おままごと、積み木などです。そしてなるべく子どもが手の届きやすい低めのおもちゃの棚を購入し、収納箱を置いていきました。
最初は一緒に、次は頼んでみる
息子がハイハイをして動き回るようになってきた生後8カ月ごろから、「お片づけするよ」「これはここだよ」とおもちゃを見せながら一つひとつ片づけることを繰り返しました。また、息子が手に持っているおもちゃを「ちょうだい」と言って、目の前で片づける動作を見せたりもしました。
しばらくしてからは「ここに入れてね」「これはどこかな」と息子におもちゃを渡して片づけさせたりすることも。そうしていくうちに、息子が1歳になるころには「お片づけしようね」という言葉だけで、自分からどんどん片づけをしていた姿を覚えています。
次の行動に移る前に必ず片づける
おもちゃの片づけは、出かける前、ごはんの前、お風呂の前など次の行動に移る前に必ず自分でおこなうことを習慣にしていきました。
息子は現在2歳8カ月になりましたが、どんなに急いでいても片づけだけは必ずするものだという意識があるようです。「片づけしたら○○しよう」と言うだけで、手伝わなくても進んで片づけをするので、私も助かっています。おもちゃだけでなく家の中で散らかっている物や出しっぱなしの物があると、逆に息子に注意されることもあるくらいです!
片づけを私がおこなってしまえばその場は済みますが、積み重なると自分でやらなくていいものだと息子は感じてしまうと思います。息子にとって身近なおもちゃを片づける習慣は、身支度や整理整頓への意識も高まるのだなと感じました。現在生後8カ月になる娘もいるので、息子の経験を生かしておもちゃの片づけを教えていきたいです。
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作画/Michika
監修/助産師 松田玲子
著者:小松潤子
2歳男の子と0歳女の子の母。幼稚園教諭・保育士資格を保有し、4年間教育現場に携わる。現在は育児、美容の記事を中心に執筆中。