昨年、新型コロナウイルス感染拡大の影響で幼稚園が臨時休園となり、外出自粛をして家にいる時間が増えたことで、私も4歳の娘もストレスが溜まるようになりました。家で何か楽しいことを一緒にできないかと考えた結果、お菓子作りやビデオ電話での通話、家事のお手伝いをしてもらうことでおうち時間を充実させることができました。
遊びの延長でできるお菓子・料理作り
最初に考えたのは、普段娘が幼稚園でしている遊びの延長でできるお菓子や料理作りのお手伝い。
クッキーを作るときには材料を混ぜる工程や型抜きを、お団子作りでは材料を混ぜる工程とお団子を丸めるところを、粘土遊びの感覚で娘と一緒におこないました。また、餃子を作る際は、材料を混ぜる工程と餃子の皮に水でのりをつけるところを、お絵描きや工作でのりづけをするような感覚で手伝ってもらいました。
そして、実際に食べるときには、「○○ちゃんが手伝ってくれたからおいしいね」と声をかけると喜んでいました。
友だちとのLINEビデオ電話
わが家は両実家と離れて暮らしており、LINEのビデオ通話で実家と通話することが日常になっていました。ある日、両親だけでなく子どもがいる友だちともビデオ通話できないかと思案しました。
最初に思いついたのは幼稚園の友だち。幼稚園で親子ともに仲良くしてもらっている方のなかに、転勤で実家かから離れて暮らしていて、わが家と同じように上・下にきょうだいがいない親子が2組いました。そのママたちに声をかけ、個人やグループでビデオ通話をしてみることに。子どもたちはお互いにクイズを出したり、それぞれの家の中でかくれんぼをしたり、好きな遊びを披露したりして喜んでいました。
次にビデオ通話をしようと相談したのは、高校や大学時代の旧友のなかで同じくらいの年齢の子どもがいる人。子ども同士は初対面でしたが、本人たちにとってはまったく関係ないようで、自己紹介をしたあとは幼稚園の友だちとのビデオ電話と同様に遊んでいました。また、旧友と久しぶりに近況を報告しあって、大人同士で話せたことは私自身のストレス解消にもなり、友人たちからも「気分転換になった」と言ってもらえたのでホッとしました。
褒められて自信がついた家事の手伝い
料理以外では、洗濯と掃除のお手伝いをしてもらいました。
洗濯物はほとんどの工程を一緒にできます。洗濯機からカゴに取り出し、干す場所までカゴを持って行き、洗濯物をシワ伸ばししてもらいました。シワ伸ばしは娘に完璧さを求めないのが継続するポイントだと思い、口出ししませんでした。さらに乾いた洗濯物を取り込み、畳んだものを片付ける工程もできる限り手伝ってもらいました。
掃除は、雑巾がけをしてもらいました。私が掃除機をかけたあと、水を張ったバケツをベランダに用意。娘に雑巾を水につけて絞らせ、リビングや寝室、玄関周りの床も拭いてもらいます。雑巾を絞りきれない場合は私がサポートしますが、基本的には手も口も出しません。床を丸く雑巾がけしても、「じょうずだね」「ありがとう」「○○ちゃんのおかげできれいになった!」と褒めると、娘は「また(雑巾がけ)したい!」と喜んでいました。
おうち時間は「外で遊べないからつまらない」ではなく、「家で一緒にいるからこんなことができて楽しかった!」と言ってもらえたら……と思って実行しました。ママのまねをしたい、お手伝いしたい盛りだったので、家事のお手伝いは大成功。また、人見知りのない娘は幼稚園の友だちはもちろん、初対面の子どもとのビデオ通話も喜んでいたのでよかったです。
現在もまだ以前のように気軽には外出できない毎日。これからもおうち時間を楽しく過ごせるアイデアを模索していきたいと思います。
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イラスト/ののぱ
監修/助産師REIKO
著者:寺田梓
地方在住で、幼稚園へ通う4歳の娘を育てる母。フリーランスの編集・ライターとして在宅勤務をしている。