肥満もよくありませんが、もともとダイエットをする必要がない人が、過度なダイエットをすることも、体にとって、とても負荷がかかることです。場合によっては、月経不順になることも。みんなの体験を聞きました。
※調査概要
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」のサービスを利用された方
調査期間:2020年7月4日~2020年7月8日
調査件数:3,687件(有効回答数)
10人に1人は、ダイエットで生理に影響が出た経験が!
アンケートに答えていただいた3687人のうち、実に424人が「ダイエットをしたことで、生理に影響が出たことがある」と回答。これは、10人に1人以上ということになります。知り合いや友人の中に、同じ経験をした人がいてもおかしくない割合ですね。
何kgの減量で影響が出たか、また影響が出た期間はそれぞれ
では、「生理に影響が出るほどの過度なダイエット」とは、どの程度のものなのでしょうか。減量した体重別に、みなさんの体験を聞いてみました。
●5㎏以内の減量
●2週間で4kg痩せたときに2ヶ月生理が来なくなった。その後、普段通りに戻るまでは、6カ月ほどかかった
●断食で3kg痩せたら、ホルモンバランスを崩し、自律神経にダメージを与えてしまった
●炭水化物抜きで、2週間で3kg減量したら、毎月きちんときていた生理が1週間遅れたりと不順になった。食事をきちんと摂り始めたら、また毎月きちんと生理がくるようになった。
●ダイエットではないが、もともと痩せ型で、162cmで45kgくらいだったころは、一年近く、生理が来ないときがあった。受診すると、婦人科でもう少し太るように言われ、48kgくらいになったときに妊娠もできた
●ダイエットをしたら、生理が2週間ほど遅れ、やっときた生理も経血量が少なく、三日でストップ。ダイエットをやめても、今までほとんどズレたことがなかった生理予定日がばらつき始め、受診して薬を服用し、安定した生理周期に戻した。無事戻って本当によかった
●5~10㎏の減量
●1カ月で10㎏痩せたときに生理が止まり、その後、体調不良で倒れた
●3ヶ月で8kg落としたら、生理不順だったのが、もっと生理が来なくなり、怖くなった
●不規則な食生活で、7kgくらい体重が落ちたが、その代償に半年以上、生理が来なくなった。病院を受診したが、生理がちゃんと来るようになるまで5年以上かかった。今も生理周期はバラバラ
●39キロまで体重が落ちてから生理が来なくなり、体重が戻っても1年半くらい生理が来なかった
●4ヶ月で7kgのダイエットをしてからか、なぜか生理痛がひどくなった
●10㎏以上の減量
●1カ月で10キロ落とした事があり、生理不順になることはなかったが、生理痛がひどくなった。その後は無理なダイエットはしてないが、いまだに生理痛はひどいまま
●油物や糖質制限を徹底し、野菜を中心とした生活をして、約半年で10㎏以上ダイエット。すぐに生理が来なくなり、婦人科を受診したものの、無理なダイエットがたたり、自然に生理が起きるまでに10年以上の月日を要した
●半年で10㎏以上痩せたら、生理が来なくなった。リバウンドしたら生理はまた来るようになった
●半年で15kg痩せたら生理が止まってしまった。ダイエットをやめても生理が戻らず、生理が止まってから1年以上経って受診。ホルモンの薬を飲んだら生理が来るようになったが、その後は不順ぎみな状態が続いた
●2~3カ月かけて10Kg以上減量したら、生理が来なくなった。ある日、親に生理がきてないことを知られて、即婦人科へ連れて行かれ、その日から薬を飲む生活になった。しばらくして薬をお休みしたら、また生理が来なくなり、薬を飲み続ける生活に戻ってしまった
10㎏以上のダイエットで影響が出たという人もいれば、3kgのダイエットだった人や、もともと痩せ型でとくにダイエットをしたわけではない人でも、生理が止まってしまうという経験があるようです。
つまり、もともとの身長・体重にもよるので、何kgで影響が出るかは人それぞれ。また、ダイエットの期間も2週間の人や、半年以上かけた人もいたので、体が感じる「ダイエットの急激さ」もそれぞれのようです。
また、婦人科を受診後すぐに生理が戻って安定した人もいれば、長い期間、薬の服用が必要になった人、生理が戻っても不順になったままの人、生理痛がひどくなった人など、影響度合いについても、人によってかなり差があるようです。
「スタイルよく、美しくなりたい!」という想いは、たくさんの女性が持っているものだと思いますが、体に過度なストレスがかかるレベル、また女性としての生殖機能に影響が出るレベルのダイエットは、危険も伴います。無理のない範囲で行うこと、そして不要なダイエットにならないよう、気をつけたいですね。また、生理が止まるなどの影響がわかった場合は、後々のためにも、早めに婦人科を受診するのがよさそうです。