毎月月末は「そばの日」ということをご存知ですか?その昔、江戸の商人が毎月月末に縁起物としてそばを食べていたことから、日本麺業団体連合会が定めたのだそうです。
ツルツルとおいしいそばは、とくに暑い季節はせいろに盛りつけられたそばを見ているだけで、大人は涼しげな気持ちになりますね。うどんと同じような麺類に見えますが、そばの場合はそばアレルギーの心配があります。赤ちゃんはいつから食べることができるのか、今回はそばアレルギーと合わせて解説します。
そばアレルギーってどんなもの?
そばアレルギーとは、そばに含まれているたんぱく質が原因でアレルギーの症状が出るものです。
とくにそばアレルギーの場合は、そばに含まれているアレルゲンによって「アナフィラキシーショック」という重い症状を起こすことがあります。場合によっては命に関わる危険な状態になるため、赤ちゃんに食べさせるときには注意が必要です。
そばを食べるのは3歳を過ぎてから
そばは赤ちゃんの消化器官が発達した3歳を過ぎてから、少量ずつ食べ始めましょう。とくに初めて食べるときは、皮膚に発疹などが出ていないか、便の状態に変化はないか、赤ちゃんが食べたあとの体調もしっかりと観察しましょう。
また、そばの麺そのものを食べないときでも注意が必要です。たとえば大人がそばを茹でたお湯で、赤ちゃんのうどんを茹でた場合でも、アレルギー症状が出ることがあります。とくに外食するときには気を付けましょう。
麺だけじゃない!そばが含まれている食品
そばは、麺のほかにもさまざまな食品に加工されています。たとえばお菓子の場合、そばかりんとう、そばまんじゅう、そばぼうろ。飲み物ではそば茶などもあります。
また、調味料のコショウには、増量剤としてそばが使われていることもあります。そばが含まれている加工商品にはアレルギー表示があるので、必ずパッケージの表示をチェックしましょう。
そばが食べられなくても、赤ちゃんの栄養バランスが偏るわけではありません。むしろ赤ちゃんが気付かないうちに食べることがないように、3歳までは加工食品の表示にも注意したいですね。