業務スーパーの冷凍食品コーナーにはさまざまなスイーツがそろっていますが、クッキー生地を見つけたのは初めて。これ、本当に使えるようであれば絶対に便利! 早速試してみましたよ。
1回分約100円! ドイツ直輸入「バタークッキー生地」
ドイツの粉もの冷凍品ブランドであるLAWAの商品。業務スーパーでは以前、LAWAの冷凍パンケーキも取り扱いがあったのでおなじみのブランドです。
中には3本の冷凍クッキー生地が入っています。内容量300gなので1本あたり約100gの計算。これでお値段298円。ということは、1回分約100円で手作りクッキーができてしまうということです。
すでに生地が棒状になっているので、箱には「半解凍して切って焼くだけ」と書いてあります。いわゆる“アイスボックスクッキー”ができるということですね。でも、私は型抜きアレンジに挑戦してみました。
生地を伸ばして焼くだけ! 20分でクッキーが完成
30分ほど解凍してみたのですが、広げようとすると生地が割れる……! もしや買って失敗か!?と焦ったのですが、少し手で練ると生地がなめらかになり、成形もしやすくなりました。
100gの生地で直径6cmのセルクル2枚分と、よくある100円ショップで買ったハートの抜き型4個分が取れました。少量余ったので、それはフリーハンドで丸く形を整えました。
ちなみにセルクルで型を抜いたもののうち1枚は爪楊枝で顔を描いてみました(笑)。
箱の裏には余熱したオーブントースター(1200W)で約6分加熱と書いてありましたが、うちはトースターがないので、170度に温めたオーブンで10~15分焼きました。
粗熱だけとってできたてをいただきます! これはウマッ! 想像以上のサクサクぶり! 甘みもコーヒーや紅茶によく合うベストバランス。もしや自分で苦労して作ったクッキー生地よりおいしいかも……(汗)。子どもも「おいしいね! お母ちゃんが作ったのすごいね」と褒めてくれたのですが、実はお母ちゃん、生地を伸ばして焼いただけなのよ~(笑)。
しかも驚いたのが翌日のしっとり感。大体、手作りクッキーって時間がたつにつれどんどん硬くなってくるのですが、これは翌日も見事にしっとり感をキープ。それだけに含まれている油分が多いのは事実です。
よく「ママの手作りクッキー」と気軽に言いますが、クッキー作りって私のように慣れていない人にとっては結構&結構大変! 計量してバターを室温に戻し、粉を振るい、生地を冷蔵庫で寝かせ……行程を書いているだけでもウンザリします。でも、これなら簡単! 正味20分もあればできてしまいます!
今までもたしかに冷凍クッキー生地はありました。でも、製菓専門店に行かないと買えず、しかも量が多く、“そこまで毎日クッキーを食べません”というわが家には不向きでした。でもこれは業務スーパーで買え、しかも1回分100gになっているのでちょうどいい。100g分=親子の1回のおやつタイム分なので、あっという間に使い切れます。
流行の「大きいクッキー」も作れちゃう!
そしてやってみたかったのが、大きいクッキー作り。直径約14cm、赤ちゃんの顔が隠れるほどのサイズです(笑)。今、この大きいクッキー、じわじわ流行ってきていますよね。これをバキバキ割って家族で食べる……ちょっとやってみたかったんです。
100gの生地1本まるまる使って作ります。解凍した生地を手で少し練り、やわらかくなったら丸く整えます。クッキングシートを敷いた天板の上に置き、さらに生地を広げていきます。あとは先ほど書いた方法で焼くだけ。
小さいクッキーが並んで焼き上がった姿もかわいらしいですが、大きなクッキーがどーんと1枚焼き上がったときの感動も良いものです。子どもも大喜び! さすがにこのサイズのクッキーは市販で売っていないですものね。だからこそ作り甲斐があるというものです。
1つは青のりを生地に混ぜ込み、もう1つはチョコレートの「m&m‘s」をのせて焼きました。「m&m’s」入りがおいしいのは当たり前なんですが、青のりバージョンが想定外のヒット。甘い生地に香ばしい青のりが混ざり、家族に大好評でした。
普段から手作りおやつをきちんと作っているお母さんには必要ないかもしれませんが、私のようにズボラでお菓子作りもヘタなお母さんにとってはまさに救世主! “丁寧な暮らし気分”を味わえ、それでいて家族も喜んでくれるのでうってつけ。今後、冷凍庫にストックしておこうと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、一部店舗では臨時休業や営業時間の変更などを実施している可能性があります。商品購入の際には自分だけではなく周りの方、スタッフの方への感染防止対策を十分におこない、安全性に配慮していただくなどご注意ください。外出を楽しめる日が1日も早く訪れますように!
ベビーカレンダーでは家事や収納、ファッションなど、ママたちの暮らしに寄り添った【ライフスタイル記事】を強化配信中! 毎日がもっと楽しく、ラクになりますように。
著者:中田ぷう
業務スーパーやカルディ、コストコなどに詳しいフードジャーナリスト。著書に子どものごはん作りの闘いを描いた「闘う!母ごはん」(光文社)がある。育ち盛りな高校2年生と小学3年生のママ。