産後は女性ホルモンの急激な減少とともに抜け毛が激しくなる人がいると先輩ママから聞いていました。まだ20代とはいえ比較的髪が細く薄かった私も、産後3カ月から6カ月まで毎日驚くほど髪が抜けるように。それでも薄毛が目立たずに済んだのは、美容師さんの的確なアドバイスをもとに、毎日のヘアケアを頑張ったことにありました。私がおこなったヘアケアと使っていたヘアケアグッズについてお話しします。
産後の抜け毛のメカニズム
私が通っている美容院は、ヘアケアで有名なアデランスが運営しているサロンです。毛量が少なく髪が細いことが悩みだった私は、産前から自身のヘアケアについてよく担当美容師さんに相談しており、妊娠5カ月目に入ったときも産後の抜け毛について相談しました。
すると答えは意外にも「本来出産前に抜けるはずだった髪が妊娠の影響で増大した女性ホルモンの影響で抜けず、産後一気に抜けるので抜け毛が増えたように感じる」とのことでした。増えすぎていた髪が元の量に戻るだけとのことでしたが、やはりなかには抜けすぎて部分的に薄くなってしまうママもいるのだとか。
私の髪に対するコンプレックスを知っていた美容師さんは「個人差はあれど産後6カ月あたりがピークなので気を強く持って乗り越えてくださいね」と励ましてくれました。
薄毛になる前に! 美容師さんからのアドバイス
出産後に抜け毛が増える時期があることを知識として知っておくだけでも、産後はずいぶん気がラクでした。また、なかには一度に抜ける量が多く禿げたように見える人もいると聞き、美容師さんから次のようなヘアケアを教えてもらい実践しました。
まず週に2度ほど、髪用のシャンプーに加えて頭皮用のシャンプーを使って頭皮の汚れを重点的に洗います。私は、「ミルボン プラーミアクリアスパフォーム」という頭皮用シャンプーを使っていました。そして、入浴後はドライヤーをかける前に髪に育毛剤を散布することで髪の量を少しでも多く、それから、生えている髪を少しでも丈夫にすることを心がけました。育毛剤だけ散布しても頭皮が汚れていてはきちんと頭皮に浸透しないそうです。これを産前からコツコツと半年ほど続けました。
産後も日々のヘアケアを大切に
頭皮用シャンプーを使って頭皮の汚れを洗浄し、育毛剤を使ったあとはドライヤーです。産後は子どもから目が離せず時間に追われるあまりドライヤーを適当に済ませてしまいそうになりましたが、「頭皮だけでも」乾かすようにアドバイスを受けました。頭皮が湿ったままでは毛根にとってはダメージが大きいそうです。
わが家では夫が育児に積極的に参加してくれたこともあり、産後もお風呂は自分のペースで入ることができたので、「週2回の頭皮用シャンプー」→「毎日の育毛剤」→「毎日のヘアドライヤー」は欠かさずにするようにしていました。
20代から抜け毛で悩むなんて⋯⋯と落ち込んだこともありましたが、産後はホルモンのせいで多くのママが悩むと知っているだけでもずいぶんと心持ちは違うものでした。育児をしながらだと自分のボディケアはつい後回しにしがちなものですが、少しでも自分の時間をとれる妊娠期間中から対策をしておいてよかったと思っています。
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監修/助産師REIKO
著者:こさい れい
0歳女児の母。元テレビ番組ディレクター。フランスで育った自身の経験をもとに海外生活、旅行、子育てについて執筆している。