妊娠・出産は女性にとっても大きなイベントですが、迎える時期は人それぞれです。私は18歳で妊娠が判明し、19歳で出産をしました。妊娠を受け入れ、日々大きくなるおなかのように、少しずつ母として変わっていった当時の心境をお伝えします。
18歳で妊娠判明。不安でいっぱいだった
私が18歳のころ、体調がすぐれず、微熱程度の発熱が1週間ほど続いていました。生理も遅れていたため「もしかして妊娠?」と思い、妊娠検査薬で検査。陽性反応が出ました。
18歳だった私にとって、子どもができたことは「うれしい」という気持ちよりも、「不安」という気持ちのほうが勝っていました。もともと子どもがちょっと苦手だったこともあり、素直に喜ぶことができず、妊娠を受け入れることができませんでした。
私が出産を決めたきっかけ
妊娠したことに対して不安が大きく、純粋に喜べなかった私とは打って変わって、子どもの父親である彼は「俺、パパになるんだ!」とこれまでにないくらいの笑顔で妊娠を喜んでくれました。
彼は不安がっている私の両手を握り、「産んでください」とやさしく言ってくれました。これから先、考えなければならないことがたくさんありましたが、彼のおかげで私は妊娠という事実を受け入れ、出産することを決めました。
「産んでよかった」と心から思った
出産までは長いようであっという間でした。おなかの大きさが目立つほうではありませんでしたが、徐々に大きくなっていくおなかのように、徐々に母親としての気持ちが持てるようになりました。
初めての出産は過酷なものになりましたが、付き添ってくれた彼のおかげで心強く感じました。無事に子どもが生まれ、初めて産声を聞いたとき、感動のあまり彼は声を出して泣いていました。わが子を抱いた瞬間、私は「産んでよかった」と心から思いました。
不安だった妊娠・出産も今では懐かしい思い出です。18歳で母親になる道を選び、たくさん悩み、葛藤しましたが、今では2歳になる長男と3カ月になる次男がいます。子どもたちが大きくなったら、いつかこのエピソードを話してあげたいと思います。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
原案/木村えま
作画/やましたともこ
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