ナプキン、タンポンに替わる第三の生理用品として近年注目されている月経カップ。その月経カップの使い捨てできるタイプがあるという情報が!その名も「月経ディスク」。さっそく購入してみることにしました!
そもそも月経ディスクって、どんなもの?
月経ディスクは、使い捨てできる月経カップのようなものと紹介しましたが、まずは月経カップについて簡単にご説明を。
月経カップは、天然樹脂や医療用シリコーンなどで作られたカップ状の生理用品。膣に入れて使用し、経血をカップに貯めておき、トイレでカップを取り出して、経血を排出します。血が出る感覚もムレも少なく、快適に過ごせる上、生理周期ごとに煮沸消毒などをすれば再利用可能で、経済的でエコと話題です。
しかし、筆者は月経カップの「再利用可能」というメリットについて、「お手入れは面倒じゃないのかな?」「家ではともかく、外出先はどうやって洗えばいいの?」と逆に気になっていました。
その点、「月経ディスク」は使い捨てができるタイプ。エコとはいえませんが、外出中のことを考えると、メリットは大きいように思います。
月経ディスクって、どこで買えるの?
調べたところ、月経ディスクとして有名なのは「flex」と「Sofrdisc」という2つのブランド。どちらも、カナダの「The Flex Company」から発売されているものです。しかし、このどちらもが日本未発売。
以前は、日本のAmazonでも「flex」の取り扱いがあったようですが、今は「現在在庫切れです。この商品の再入荷予定は立っておりません」という表示になり、購入することができません。
となると、個人輸入しかないか…と、AmazonGlobalで検索してみると、12個入りの「flex」は14.99ドル(約1580円※)、14個入りの「Softdisc」は10.99ドル(約1160円※)。これに出荷処理の手数料10ドルが加わり、flexなら2640円※、Softdiscなら2220円※で購入できそうでした。※いずれも、2020年9月30日時点
そこへ「フリマサイトでも買えるよ」という情報が!調べてみると、2300~3000円程度で購入できそう! 価格も大きくは変わらないし、早く届きそうなので、フリマサイトで「Softdisc」を購入することにしました。
ついに月経ディスクが届いた!
購入から2日後、月経ディスクが届きました! じゃーん、こちらが外箱です!
ボタニカルなパッケージデザインで、生理用品ぽくないですね。
外箱の裏面には、「Softdisc」の特徴が書かれていました。
パッケージには、以下のような説明がありました。
●最大12時間の着用が可能
●使用後は使い捨て
●着用感を感じない
●着用中にセックスも可能
●体の動きを阻害しない
●就寝中も使用可能
●月経臭の防止に役立つ
●刺激や乾燥を引き起こさない
●トキシックショック症候群(TSS)とは無関係
最大で12時間も使用ができることや就寝中も使用できることなどのほか、着用中のセックスも可能とのこと! 後編で記しますが、これは膣内での装着位置に秘密があるようです。
ここで、コスパについて考えてみました。最大12時間使えるので1日2~3個、5日間使うとして、1回の生理で10~15個使用します。「Softdisc」が1箱14個入りなので、1回の生理で1箱消費する計算です。アメリカやカナダであれば、1箱が1000円強ですが、日本で買うと1箱3000円程度。そう考えると、現状はコスパはあまりいいとは言えません。日本で正式に販売されるようになると、また違ってきますね。
いよいよ開封!どんなもの?サイズは?
外箱を開封すると、個包装になった月経ディスクが14個入っていました。
個包装になったものは、約11×8㎝。名刺より、ひと回り大きいサイズです。
厚みは1㎝程度。
月経ディスクを取り出してみました! うむむ、意外と大きい!
ピンクのリングの直径は約7㎝。リングには透明のフィルムがついています。
横から見た感じ。わかりやすいように、フィルムを広げてみました。月経カップよりも深さはありません。
ピンクのリングは弾力があり、2本の指でつまむと、簡単に形が変わります。
挿入時には、このようにつぶして使います。
感想としては、思ったよりも大きく、使い捨てだけあって、月経カップよりは簡素なつくりだなという印象でした。
後編では、どうやって使うのか、月経カップとどう違うのか(使い捨て出来るということ以外にもありました!)、実際に使ってみた方の声をまとめてお伝えします。お楽しみに!
※過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。