え!? こんなに違うつわりの症状
「あれ? なんか最初の妊娠のときよりも吐き気が強いな」と感じるようになって、妊娠7週目ごろから立っているのもつらい状態になった2人目のつわり。寝ているとき以外は吐き気が続き、食べる物も限られました。
そして、肉や魚などのたんぱく質がとれなくなり、偏食がちで体がどんどん重くなっていったのです。「あれもしたい! これもしたい!」と思うのに、希望通り動けない自分が悲しかったですが、「妊娠中だからしょうがない」と思っていました。
予想以上に大変! 息子の世話
そんな中、1歳5カ月から歩き始めた息子はヨチヨチながらも歩きまわり、手に届く物はすべて手に取り、気づけば家の中はぐちゃぐちゃ! ママがつわりでつらいことなんかもちろん理解できない息子は、いつも通り「これ読んで!」と言わんばかりに本を持って来ます。
私は「またあとでね」と言い、息子を泣かせてしまう始末。体調がいい日はここぞとばかりに家事や庭仕事をしたいのに、気づけば息子のあとを追いかけては部屋を片づけ、食事の準備だけで1日が終わる毎日に疲れ果ててきたのです。
そんな中で私が気づいたこと
つわりのつらさで体が思うように動かない私は、気づけば「○○! ダメでしょ! やめて!」と息子に怒ってばかり。怒られても笑顔を振りまく息子を見ると「こんなんじゃだめだ……」思うようになりました。息子は歩き始めて世界が広がり、見える物に興味津々。
息子や私がもっと気持ちよく今のつらい時期を乗り越えるには、「あきらめ」も必要だと感じるように。そして、夫が仕事から帰ってきたら積極的に協力してもらい、食事や家事も手を抜けるところは抜くようにしました。すると、「できなくてもいい」という意識が気持ちをラクにさせてくれたせいか、息子を怒ることも減りました。
私の場合は、つわりがつらい中での子育ては予想していた以上に体への負担が大きかったです。しかし、今では部屋の汚れも「息子の成長」「動けるときに家事をすればいい」と考え方を変えることで、少し体がラクになったように感じます。自分の体も大事にしながら、妊娠期間中も無理なく楽しく育児していけたらいいなと思っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師 REIKO
イラストレーター/ライコミ
著者:岩見 エリ
1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。