私が20歳、大学生だったころに経験した経血漏れの恥ずかしいエピソードです。
こまめに替えていれば大丈夫だと思っていた
当時の私は、生理症状こそ軽かったものの、経血量は多めで、経血がショーツに漏れてしまうこともしばしばありました。それにも関わらず、生理2日目のある日、私は淡い色のワンピースを着て、大学へ行きました。
ナプキンはこまめに交換していたつもりだったので、そのときの私は、経血漏れについてあまり心配をしていなかったのです。その日も講義が終わり、帰路に着く前にも、ナプキンを替えていました。
母のひと言に衝撃! 軽くパニックに…
ところが、家に帰った私の後ろ姿を見た母が、驚いた様子で一言。
「ちょっと! そのおしりのシミは何!? もしかして、あなた今、生理?!」
電車で片道1時間ほどの通学をしていた私は、母の声を聞いて血の気がサーっと引きました。慌てて鏡で確認してみると……、母の言った通り、おしりのあたりに拳くらいの赤いシミがベッタリ! あんなに大きなシミが付いていたのに、どうして気づかなかったのか、自分でも不思議でした。
いつから付いてたんだろう? もしかして、帰り道、電車内でもずっとこの状態でいたの…? 大学を出る前にナプキン替えたのに、どうして!? 私は頭の中でそんなことをぐるぐると考え、軽くパニックになりました。
何が原因?失敗を活かして心がけていること!
トイレでショーツを確認すると、ナプキンの後ろの方から経血が大きくはみ出ていました。恐らく、ナプキンをつける位置が前すぎて、帰りの電車内で座りながら揺られているうちに、おしりの方へ経血が漏れたのだと思います。
電車の乗り降りの際や移動中に、何人の人にこのシミを見られたのかと考えると、恥ずかしくてたまりませんでした。そして、座ることが多いということを考えてナプキンを後ろ気味に付けなかったこと、そもそも生理2日目で経血量が特に多い日に、淡い色の服を着て出かけてしまったことを後悔しました。
それ以来、生理日、特に経血が多い日に出かけるときには、暗めの色のボトムスをチョイスしています。さらに、ナプキンの大きさやつける位置も、出先で立っている時間と座っている時間のどちらが長いのか、どのように活動するのかなどを考えて付けるようになりました。
その後も、ナプキンの位置に気をつけていても、想定していたより量が多かったなどの原因で漏れてしまったこともありますが、暗い色の服を着ていたおかげで周りの人から見ても目立たずに済みました。
あの日の恥ずかしい失敗は、このようなちょっとしたことに気をつけて、生理時の経血漏れ問題とうまく付き合っていくためのきっかけとなりました。
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文/柚子野香さん