私は幼少期から引っ込み思案で、自信のない子どもでした。思春期は特にそれが顕著で、将来の夢や目標らしきものができても「どうせ自分には無理だ」「そんなものになれるわけがない」と、始める前からあきらめていました。ずっとそういう性格なのだと思っていましたが、結婚して子どもが生まれ、母親や祖母のわが子に対する言動を見て、「もしかしたら環境のせいもあるのかも」と考えるようになりました。
「絶対にしない」と決めたこと
中学生になって進路について考える時期になり、「大人になったら~がしたい」「将来~になりたい」というようなことを私が言うと、両親は必ず「そうなるためには○○(具体的な行動の説明)という大変な思いをしなければならないけれど、それがあなたにできるの?」と返しました。
そう言われると、自信のない私はそんな大変なことが自分にできるわけがないと思ってしまい、「じゃあ、やめる」と言わざるを得ませんでした。両親は「それでもなりたい。頑張る」という言葉を期待していたのかもしれませんが、その言葉を言えるほど私の自己肯定感は強くありませんでした。
ずっと、自分は目標を持って何かを成し遂げることができない、意気地や根性のない性格なのだと思ってきました。しかし、実家に帰省した際、「もしかしたら環境のせいもあったのかも」と考える出来事が……。
わが子にはなるべく挫折してほしくない、つらい思いをしてほしくないと思います。母も祖母もそういった気持ちがあって、「できるわけない」という言葉になってしまったのかもしれません。しかし、そのネガティブな言葉が刷り込まれて、自己評価を下げてしまうのも事実。ネガティブな言葉がけは私の代で封印して、わが子には「目標に向けて努力することができる」という自信をつけさせるような言葉がけをしていきたいと思っています。
作画/まっふ
著者:松本寛子
3児の母。結婚を機に地方へ引っ越し出産。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
描いた絵を母にすごく上手だと褒められたのが嬉しくて
漫画家になりたい!
と言ったら無理だよと言われ、諦めてしまいました。
今は何の取り柄もないただの専業主婦。
しかもバツイチ。
コロナで仕事を辞めてしまい
家事もかなり苦手で、持っている資格も
普通運転免許とヘルパー3級。
特技を生かすようなのはありません。
ほんとに何も持っていません。
今は時代が変化し、自分のSNSに載せるなどして
アピールが出来る時代。
漫画家になる勉強をしていたら
どんな人生だったのかな、なんて思ってます。
現在、9歳の息子も絵や工作が好きです。
物を描いたり作る人になったら?と、勧めています。
子供の可能性を潰すのも広げるのも親次第だと思います。