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「妊娠中、砂糖以外の甘いものをとっても大丈夫?」管理栄養士が答えます

この記事では、「妊娠中、砂糖以外の甘いものをとっても大丈夫?」という妊婦さんの疑問に管理栄養士が回答しています。低カロリーの人工甘味料、乳児は摂取を避けたいはちみつなどは妊婦さんが摂取しても大丈夫なのでしょうか?

砂糖以外の甘いもの(人工甘味料)のイメージ

 

妊娠中、甘いものがどうしても食べたくなるときがありますね。体重増加を気にするときに、コンビニなどでつい手に取ってしまうのが、低カロリーの清涼飲料水やお菓子です。

 

実はこうしたものには、人工甘味料が使われています。妊娠中もこれまでと同じように、人工甘味料の入ったものを食べたり飲んだりしても大丈夫なのでしょうか?

 

人工甘味料の摂取は問題なし!

普段の生活で私たちが「甘い」と感じるものは、砂糖だけではありません。キシリトールやステビアなどの人工甘味料も、砂糖と同じような甘さを感じることができます。市販されている清涼飲料水や低カロリーの製品には、こうした人工甘味料が使われていますが、通常量を摂取することは問題ありません。

 

摂取しすぎると下痢になることも!

砂糖と同じように甘いのに、低カロリーの人工甘味料。実は一度にたくさんの量を摂りすぎると、下痢などの症状が起こる場合があります。

 

市販されている商品には、パッケージに「おなかがゆるくなることがあります」と表示されているものもあります。こうした表示も確認しながら、人工甘味料が含まれているものの摂りすぎには注意しましょう。

 

妊娠中に“はちみつ”を食べても問題なし

はちみつは、1歳未満の乳児は摂取を避けたい食べ物です。これは、はちみつの中に含まれているボツリヌス菌に赤ちゃんが感染すると「乳児ボツリヌス症」を引き起こす可能性があるためです。

 

妊娠中の女性は成人しているので、はちみつの摂取を控える必要はありません。もちろん、おなかの中の赤ちゃんへの影響もないので、はちみつの摂取は問題ありません。

 

 

甘さを感じるものは、砂糖以外にもたくさんあります。たとえばフレッシュな果物はもちろん、レーズンやプルーンなどのドライフルーツや干しいもは、噛みしめるほどに自然な甘さが口の中に広がります。ほんのりやさしい甘さも、この機会に楽しんでみませんか?


管理栄養士で一男一女の母。大学卒業後、専業主婦時代に離乳食作りから食の重要性に気付き、管理栄養士・フードコーディネーター・消費生活コンサルタントの資格を取得。書籍や女性誌の栄養監修など、主に健康と食のジャンルを中心にフードライターとして活動中。

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