市の子宮がん検診をきっかけに、子宮内膜症、チョコレート嚢胞、子宮腺筋症、子宮筋腫が判明した、山奈カコさん。その診断後、彼女を襲った激しい生理痛! その様子をマンガでまとめられています。
山奈カコです。
20代のころにストレスで生理が止まった経験がある私。でも、それが治ってからは、婦人科系の受診を放置していました。そこに、30歳になると送られてくる、市の「無料子宮がん検診」のお知らせ。余裕をかまして行ったこの検査で、婦人科系の病がたくさん見つかったのです……。
その診断から、しばらく経ったある日の早朝、死ぬかと思うほどの激痛が! 息をするのやっとで、「これはもしや、雑誌やテレビで見た卵巣破裂なのでは!?」と思った
私は、救急車を呼んだものの、隊員が駆けつけた頃には結構落ち着いてしまっていて……。最終話は、搬送された病院でのやりとりからです。
周囲の重病人扱いに、具合の悪いフリをするしかなかった私。
簡単に問診を受けることになったのですが……。
演技しながら説明するのがしんどくて、どんどん普通になっていきました。病院側にももう元気そうだと思われたのか、カーテンのあるベッドで少し休むよう移動を促されます。
そして、いよいよ診察結果が……!!
何年も婦人科に通院してること、言ってなかったからなぁ~。
卵巣の大きさまで親切に教えてくださいましたが、それも知っていたので、「……はい(知ってます)」で受け流してしまいました。
し~ん。
さて、それで?
せ、生理痛ううううーーーーーー!?
あんなに死にそうだったのにーーーーー!?
そんなもんで救急車まで呼んで、私ったら……恥ずかし――!!!
産婦人科だったから入れずに外にいたのです。すまないねぇ……
このときの情けなさったら……。「卵巣破裂かも」とか……、ばかみたい~~!
助かったのは、夫が着替えを持って来てくれていたことでした。
人がいなかったので、その場で着替えられたわけですが、なぜか上の着替えを忘れた夫。パジャマスエットに、毛玉カーディガンという最悪コーデ……。
まぁいいか。帰るだけだし。
そして、お会計を済ませ、初めて来たこの病院は駅から遠かったため、毛布を抱えてバスに乗り込みました。
すんごいおかしい、私の格好……。
その上、元々車酔いをしやすいのに、この日は調子が悪かったもんで、すぐに酔ってしまい、駅まで堪えるのが精一杯。駅に到着すると動けなくなり、ひとまずこじゃれたビルのフードコートでぐったり休憩。さらに冷えてきたので……。
DV疑惑やらホームレス疑惑やら、私のせいでとても気の毒な夫でした(;´∀`
後日、レディースクリニックの先生にこの話をしたら、先生が総合病院で働いていたときは、生理痛で搬送されて来る人はとても多かったとのこと。
そして生理痛がひどい人は、「生理になりそうだなぁと思った時点で鎮痛剤を一錠すぐに飲むこと」と、教えてもらいました。
痛み物質が出てからでは、薬が効かないこともあるんだそうです。
先生が言うには「生理痛は怖がるものじゃありませんよ~!」って……充分コワイデスよ!
私同じように毎月つらい思いをされる方もいらっしゃると思いますが、この言葉を胸に乗り越えて参りましょう。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO