義母との関係は良好
夫がひとりっ子なので、義母にとって孫は私たちの子どもしかいません。そのため、子どもが生まれたときからとてもかわいがってくれ、おもちゃや洋服もたくさん買ってくれました。私も料理上手な義母にレシピを教えてもらうなど、良好な関係を築いていたと思っていたのですが……。
義母はサバサバしている性格でしたが、たまにキツい言葉を私にかけてくることがありました。そのたびに嫌な気持ちになってしまい、だんだん義実家へも足が遠のくように。
義母の言動で疑心暗鬼に……
具体的には、子どもたちの七五三の話をしているときに、「そう言えば〇〇さんは、お嫁に来るときに着物を1枚も持ってこなかったわね。お母さまが用意してくれなかったの? 普通は持って来るわよね~」、「私はね、あんまりお嫁さんにはいろいろ言わないようにしているの。本当は言いたいこといっぱいあるんだけどね!」などです。
普段は穏やかでやさしい義母が突然このようなことを言ってくるので驚きますし、「本当は私にいろいろ不満があるのかな……」と疑心暗鬼になってしまうことも。
「今言ったことは忘れてね」と言う義母
さらにモヤモヤするのが、義母が私へ話したあとに「いま言った言葉は忘れてね」と言うことです。その場ですぐに「忘れて」と言うこともありますし、翌日になって「昨日の話は忘れてね~」と言ってくることもあります。
頻度はそう多くはなく、「義母にも悪いことを言ってしまったという自覚があるのかな……」と自分の中で消化するように。義母は悪気があって言ってしまっているわけではなく、つい失言してしまうようでした。
私なりの対策
そこで、最近では義母がモヤッとする言葉を言ったときは夫を巻き込むことにしました。「お義母さんがこう言ってたんだけれど、あなたはどう思う?」と、嫌味にならないように明るく伝えるのがポイントです。
夫とも打ち合わせなどしていないのですが、「え~。今どき着物なんて着ていくところないじゃん」などと言ってくれます。夫に聞くスタンスを取ることで、義母も夫に言われるとシュンとしてしまい、キツい言葉の数が減っていきました。
義母は、仲良くなってくるとつい油断していろいろ言ってしまうようです。それだけ気を許してくれているということなのかも知れません。しかし、「親しき仲にも礼儀あり」で、私もポロッと余計なことを言わないようにしなければと思った体験でした。
著者:高橋恵美/女性・主婦。2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
作画:ぐら子
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています