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「赤ちゃんが動いていない!」慣れない海外での出産後。お世話をしていたら息子が無呼吸状態に…

長男は、妊娠38週のときにハワイの田舎の病院で大きな産声を上げて誕生しました。出生体重は2,500gちょっとあり、若干小さめだけれど低出生体重児ではありませんでした。誕生時は特に大きな問題はないようでしたが、誕生した翌日に無呼吸の症状が。そのときの経験をお伝えします。

授乳中に異変に気づく

無事に出産したあとは、母子同室で初めての育児を開始。看護師さんに母乳を吸わせることで母乳が出るようになると言われ、授乳を頑張っていました。翌日になり、病室で長男に私ひとりで授乳していると、長男がまったく動いていないことに気づきました。母乳を飲んで満足して寝てしまったのかとも思いました。

 

今まで新生児を抱っこしたこともないまま母になった私には、判断がつきません。ベッドに寝かせてみたり、声をかけたりしても少しも動かず、よくわからないから念のため、という気持ちで長男を抱っこしてナースステーションへ連れて行きました。

 

突然の酸素吸入

看護師さんは長男をひと目見た途端、「真っ青よ!」と叫び、私の腕から息子を取り上げ連れて行ってしまいました。あっという間に大勢のスタッフが長男を囲み、酸素吸入を開始。私はそれを見てパニックになってしまいました。

 

しかし、酸素吸入を始めてしばらくすると、長男の様子に明らかな変化が。ほっぺが赤くなって顔色が良くなり、元気そうに手足をバタバタさせ始めたのです。お医者さんに「もう少し発見が遅れていたら大変なことになっていたかもしれない」と言われました。

 

 

ミラクルベイビーと言われる

長男がどれくらいの間無呼吸でいたのかはっきりわからなかったため、さまざまな検査や経過観察のためオアフ島で一番大きな病院へ転院し、10日間入院することに。将来脳に障がいが残るかもしれないとも宣告されました。いろいろな検査をしても、無呼吸になった原因は不明のまま。

 

私は、長男が無呼吸になったのが自分のせいではないかという思いに苦しみました。でも、長男はその後順調に発達。半年後に病院に連れて行くと、まったく異常なし。お医者さんに「ミラクルベイビーだね!」と言われました。

 

 

今でもなぜ無呼吸が起こったのか理由はわかりませんが、赤ちゃんを育てるにはとても注意が必要なんだよと神様が教えてくれたのかなと思っています。今では長男は中学3年生。バスケ部を引退して受験に向けて頑張っています。当時は自分を責めてしまいましたが、今となっては家族のいない海外で慣れない育児を頑張った自分を褒めてあげたいと思います。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

 

 

 

 

監修/助産師REIKO


著者:藤原ナオミ

3男4女の母。ハワイ留学中に学生結婚。育児の合間を縫って英検1級・TOEIC970取得。ハワイ州にある観光施設のマーケティングを担当し、翻訳やPRに携わる。自身の体験をもとに、子育てに関する体験談を執筆中。

 

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